○八戸学院光星(青森)6−2開星(島根)●
かつてセンバツの舞台に立った父の教えが息づく一打だった。開星の4番・福間が三回、2死二、三塁の場面で放った、左中間を割る2点二塁打。甘く入ったスライダーを迷いなく、フルスイングした。
福間の父・武さんは1987年に大田(島根)で第59回大会に出場。その父から「甲子園は緊張するからとにかく思い切り振れ」と繰り返し聞いていた。
福間は「尊敬する父のおかげで自分の役割を果たせた」。しかし初戦突破はならず、「負けは悔しい。夏は必ず勝ちたい」と力を込めた。