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緩急自在のエース 大阪桐蔭の高山

【土佐−大阪桐蔭】力投する大阪桐蔭の先発・高山=阪神甲子園球場で2016年3月23日、大西岳彦撮影

 ○大阪桐蔭(大阪)9−0土佐(高知)●

 すらりと長い腕から繰り出されたのは、150キロの豪速球ではなく、コースを重視した変化球だった。大阪桐蔭のエース・高山は相手が直球狙いだと分かると、スライダーを軸とした変化球主体の投球に切り替える能力の高さを見せた。昨春も甲子園のマウンドを経験している高山は「これが自分の成長の一つ」と胸を張った。

 二回、先頭の4番・柴田、5番・松原に連打を浴びた。どちらも直球だった。球が浮いて、さらに四球で1死満塁のピンチとなったが、落ちる変化球で三振を奪うなど本塁を踏ませなかった。

 相手に狙われていると分かれば、直球に固執する必要はない。中盤以降はスライダーでストライクを重ね、次々と打ち取った。終わってみれば8回2安打無失点。序盤の不安定さを消し去る快投だった。

 昨秋の明治神宮大会準決勝の高松商戦で自己最速の150キロを記録。速球派投手として注目を集めた。理想は「ストレートで攻めて空振り」。でも、この日は140キロ台にさえ乗らなかった。

 「スピードにはこだわらない。うまくリリースできて、球威はあった」。球速よりも体重を乗せて強い球を投じることを心掛けつつ、変化球を効果的に使った。冷静なマウンドさばきが光った初戦だが、「まだ実力不足。次は序盤の入りを良くしたい」。緩急自在のエースに慢心はない。【前本麻有】

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