メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

選手の息遣いも体感…ドリームシート

ドリームシートから選手たちに声援を送る子どもたち=阪神甲子園球場で2016年3月28日、猪飼健史撮影

 高校球児の熱戦が続く第88回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)では、バックネット裏が様変わりした。今大会から導入されたドリームシート(118席)で、軟式野球チームに所属する小中学生たちが観戦。甲子園への夢を膨らませる。

バックネット裏、小中学生専用

 本塁の真後ろに子どもたちが並ぶ。ボールがバットに当たる快音がすぐ近くで聞こえ、球場全体が見渡せる。アルプス席からとどろく応援も体感できる。日本高野連の竹中雅彦事務局長は「投手と捕手の息遣いなどまで分かり、臨場感がある。子どもたちに甲子園でプレーしたいと思ってほしい」と話す。

 野球人口が減る中、高校野球の魅力を伝えるのが狙いだ。日本中学校体育連盟の調査では、2015年度の軟式野球部員(男子)は全国で20万2470人。10年前より約9万3000人減った。サッカー部員は10年前より約2万2000人増えて23万8007人。野球はサッカーに抜かれた。

 高松商(香川)と、いなべ総合(三重)の1回戦(24日)を観戦した香川大付坂出中の軟式野球部員、佐藤光斗さん(15)は今春、高松商に進学し、野球部に入るつもりだ。中1の時、当時は坂出中にいた高松商の長尾健司監督(45)から指導を受けた。高松商の試合を見て「自分も甲子園でプレーがしたい」と目標を定めた。

 約20年間、中学生を指導した経験がある長尾監督は「中学生はモチベーションに波がある時期で、練習が厳しいとやめてしまう選手も少なくない。先輩に憧れれば、野球を続けられる」とドリームシートに期待を寄せる。【武内彩、待鳥航志】

関連記事

あわせて読みたい

毎日新聞のアカウント

3月31日の試合

話題の記事

関連サイト