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高松商、失点はね返す22安打

【高松商−海星】八回表高松商2死、植田響が左中間本塁打を放つ=猪飼健史撮影

 ○高松商17−8海星●(28日、甲子園)

 まるでバッティングセンターのようだった。高松商がチーム1試合最多安打の大会記録「24」に迫る22安打の猛攻を仕掛けた。原動力は、失点直後に取り返す「反発力」だ。

 七回に3点を失った直後の八回。2死から打席に立ったのは4番・植田響。2球目のカーブを強振し、左中間席へ運んだ。さらに3長短打と畳みかけ、計3点を取り返した。流れを引き戻す一発だったが、主役は「申し訳ない気持ちでいっぱい」と反省しきり。捕手として五回を終えて2失点とまずまずのリードだったが、六回に2点を失うと、七回には失策絡みで再び失点。「前日の疲れもあって、エラーから守備の集中力が切れてしまった」

 ただ、そのミスを引きずるどころか、むしろ打撃の活性剤にしてしまうのが、高松商の真骨頂。「守備と打撃は別。みんな打撃は好きなので、テンションが上がる」と植田響。相手の3番手投手の映像は見たことがなかったが、問題なかった。

 試合前、長尾監督は「点を取った後にゼロにしよう」と話していたが、逆の展開に。植田響は「監督が言うのを裏返せば、どう点を取り返すか、だと思います」と頭をかく。

 準決勝の相手は強力打線の秀岳館。「打たれると思うので、打たないと勝てない」。春夏通算45回目の出場で、最多となる17得点。守り勝つ野球が伝統の高松商のイメージを、いい意味でも悪い意味でも覆した試合だったが、準決勝を前に勢いが付いたことは間違いない。【安田光高】

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