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龍谷大平安 勝負どころ、鉄壁の策

【明石商−龍谷大平安】サヨナラ打を放った小川(右から2人目)を笑顔で迎える龍谷大平安の選手たち=津村豊和撮影

 ○龍谷大平安2−1明石商●(延長十二回・28日、甲子園)

 試合の流れを左右する打球が、ファウルゾーンに転がった。同点の八回無死一、二塁。龍谷大平安が大胆な守備陣形で、明石商・大西のスリーバント失敗を誘発した。

 初球に試みたバントがファウルになった後の2球目。龍谷大平安はマウンドの市岡が投球モーションに入ると同時に一、三塁手が猛然と前へダッシュし、遊撃手は三塁のカバーに向かう。バントコースを狭められたことで2球目もファウルとなり、通常の守備位置に戻った3球目も失敗。後続も得点につなげられず、大西は「自分が初球で決めていれば……」とうつむいた。

 犠打を多用した攻めが身上の明石商に対し、この場面で龍谷大平安が狙ったのは、バントさせたうえで二塁走者を三塁で封殺することだった。がら空きになる三遊間を強打で破られるリスクもあったが、遊撃手の西川は「『攻めの守備』でプレッシャーを与える練習をしてきた成果を出せた」。チームの武器を封じられた明石商・狭間監督は「相手は捨て身の守りをしてきた」と悔しがった。

 七回1死三塁の守りでも、スタートを切る走者の動きを察知したバッテリーがとっさに外してスクイズ失敗に終わらせるなど、勝負どころで好守を連発。西川が「チームのテーマは鉄壁の守備」という通りの戦いぶりで好投のエースを支え、春夏通算100勝の節目に王手をかけた。【野村和史】

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