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無念の没収試合…熱中症?交代要員なく 和歌山

足がつり、その場に倒れ込む伊都の柴田寿幸選手=和歌山市の県営紀三井寺球場で2016年7月17日午後6時32分、高橋祐貴撮影

 和歌山市の県営紀三井寺球場で17日にあった第98回全国高校野球選手権和歌山大会2回戦で、伊都(和歌山県橋本市)の選手1人が熱中症とみられる症状で倒れ、病院に緊急搬送された。来年3月で閉校となる伊都は3年生9人のみで「最後の夏」に臨んでいた。交代要員がいなかったため、規定により没収試合となり、無念の敗退が決まった。

 伊都はセンバツに3度出場した古豪。しかし閉校が決まった後は入部者がおらず、7人いた部員が昨夏以降に5人に減った。必死に勧誘した結果、野球経験のある4人が加わり、なんとか大会出場にこぎつけた。「最後に校歌をグラウンドに響かせたい」が選手たちの合言葉になり、この日が初戦だった。

 1−8でリードされて迎えた五回裏の守備。遊撃手の柴田寿幸選手(3年)の両足がつり、その場に倒れ込んだ。治療のため担架で運ばれ、試合は中断。「戻ってこいよ」「がんばれ」との声援が両校の観客席から飛んだ。相手の耐久(湯浅町)からは経口補水液が差し入れられた。だが、柴田選手はグラウンドに戻ってくることができなかった。

 思わぬ敗戦に伊都の森口幸太主将(3年)は「こういった形で最後になってしまい、悔しい」と涙を拭った。柴田選手は勧誘で3月に入部した一人だった。養田晋一監督は「(柴田選手も)必死に試合に出たいと思っていたはず。9人そろったからこの舞台に立つことができた。ここまで頑張ってくれてありがとう」と感謝していた。【高橋祐貴】

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