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選抜高校野球

華やかに会心の「恋」…行進曲もスタンバイ

星野源さんの「恋」をセンバツの入場行進曲用に編曲作業をする音楽家の酒井格さん=大阪府枚方市で小関勉撮影

09年から編曲担当、酒井さん

 阪神甲子園球場で3月19日に開幕する第89回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の入場行進曲に選ばれた星野源さんの「恋」の編曲が完了した。担当したのは大阪府枚方市の作曲家、酒井格(いたる)さん(46)。躍動感のある編曲で原曲のスピード感を出した。「大会に花を添えられるようなマーチに仕上がった。胸を張ってしっかり歩き、憧れの舞台で全力でプレーしてほしい」と大会に期待を寄せている。

 入場行進曲が「恋」に決まったニュースを自身のツイッターに書き込んだところ、多くの反響があったという。「多くの人に愛されている曲だと実感し、やりがいを感じた」

 2009年からセンバツ行進曲の編曲を担当。寒さの残る甲子園でも演奏しやすいようにシンプルさを心がけ、それぞれの楽器に合った音域を使って音が球場に響き渡るように工夫している。電子ピアノを使いながらパソコン上で楽譜を作っていく。「五線に向き合う時間が一番幸せ」と話す。

 原曲は1分に158拍のアップテンポだが、球児らが足を高く上げて行進するのに最適な1分116拍に改めた。行進曲の伝統的なスタイルに当てはめることで、原曲の魅力であるスピード感を保っている。序盤からピッコロやトロンボーンなどが思う存分に音を出せるようにし、躍動的に始まる。

 2回あるさびのうち1回目のメロディー部分は、チューバなどの低音の楽器で演奏する。終盤に再び訪れるさびのメロディーは、トランペットなど高音の楽器を総動員して華やかに終わるようにした。「やれることは精いっぱいやりましたと星野さんに報告したい」と話す会心作に仕上がった。

 行進曲「恋」は31日、オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラによる録音が大阪市内で行われる。【大森治幸】

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