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第89回センバツ話題校/4 福井工大福井(福井) ライバルの偉業、糧に

素振りやトスバッティングで練習をする選手たち=望月亮一撮影

 <第89回選抜高校野球>

     2年生72人と1年生34人。総勢106人の大所帯で、定位置をつかむのは容易でない。「大会ごとにメンバーが3、4人は入れ替わる」と大須賀監督。選手同士の競い合いがチーム力を底上げし、昨秋は41年ぶりに北信越大会を制した。

     いくら人数が多くても、練習は「全員平等」が基本。打撃も守備も1人当たりの練習時間は短くなるが、全員に同じチャンスが与えられている。福井大会の控えから5番・右翼に抜てきされた北信越で打率5割8分超と活躍した吉田は「各自の練習量が少ないので居残りティー打撃とか、自分から練習しようという意欲がわく」と言う。

     北信越では強肩の大上がマスクをかぶった捕手も、昨春センバツで3安打した島谷が控えるなど選手層は厚い。

     大須賀監督は「同じ9人だけで戦うのでなく、2、3人代えられるのは昨年と違う強み」と満足そうだ。

     現2年生が入学した春に、敦賀気比が北陸勢として春夏通じて初めて甲子園で優勝した。県内のライバルの偉業を目の当たりにし、主将の北川は「びびったというか、自分たちが甲子園に行けるんかという不安があった」と振り返る。だからこそ、そのライバルを差し置いての2年連続出場が「一番の自信になっている」と話す。

     昨秋の明治神宮大会では優勝した履正社に3-4と善戦。安打数では上回り、全国で戦える手応えがチームに浸透した。夏を含め、甲子園で7回目の指揮となる大須賀監督は「このチームは初戦を乗り越えたら、すごく勢いづく。二つ、三つ行けるんじゃないかと選手たちにも言っている」という。

     甲子園初出場で8強入りした1976年以来、41年ぶりのセンバツ勝利にとどまらない躍進を期している。【野村和史】=つづく

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