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日本スポーツ振興センター理事長 大東和美さん

学生時代の経験を語る日本スポーツ振興センター理事長の大東和美さん=東京都港区で2017年3月6日、藤井太郎撮影

 <2017 第89回センバツ高校野球>

    同期の結束、一生モノ 大東和美さん(68)=報徳学園

     ラグビーは報徳学園高校で始めました。4番打者もエースストライカーもいない、15人のチームワークで戦うことに魅力を感じました。ポジションはプロップやフッカー。スクラムやタックルなどの接触プレーが多く、練習は非常に厳しかったですね。故前田豊彦監督は熱血漢で、「ラグビーだけでは駄目。しっかり勉強もしなさい」と教えられました。

     報徳学園は兵庫県西宮市にあり、甲子園は地元なんです。野球部は、同級生が1965年と66年に夏の甲子園に出ました。どの競技でも試合に出るのは選手の憧れです。活躍を見るのは誇りでした。

     花園(東大阪市)で開かれるラグビーの全国大会は高1の時に出ましたが、1回戦で負けました。高2、高3の時は出られませんでした。高2の県予選決勝では、チームメートが最後のワンプレーでノックオンして負けました。緩みがあったのでしょう。悔しいですが、試合はリハーサルのない本番。それが醍醐味(だいごみ)でもあります。

     早稲田大に進み、4年の時にラグビー部主将として大学選手権で優勝し、日本選手権で新日鉄釜石にも勝ちました。主将として心がけたのはリーダーシップとチームのまとまりです。同期は一生固い絆で結ばれています。

     甲子園の大舞台ではプレッシャーを感じるかもしれませんが、笑顔で楽しむことが重要です。勝ちたい気持ちだけでは勝てません。だから指導者の存在は大きい。早大で監督をした時は、学生とのコミュニケーションを大切にしました。球児たちは、選ばれたことに自覚を持ってほしい。謙虚さ、爽やかさ、はつらつさ。そういう気持ちを忘れずに将来に生かしてほしい。見ている人にスポーツの楽しさを伝えてもらいたいですね。【聞き手・山下貴史】=つづく


     ■人物略歴

    おおひがし・かずみ

     神戸市出身。報徳学園、早大卒。住友金属工業時代にラグビー日本代表に選出された。2006~10年、Jリーグの鹿島アントラーズ社長。10~14年、Jリーグの第4代チェアマンを務めた。

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