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高校野球・新世紀

第3部 生き残り懸けて/3(取材後記) 実業家が明石商野球部を支える理由

初のセンバツ出場が決まり、部員に胴上げされる狭間善徳監督。地域での支援の輪も広がった=兵庫県明石市で2016年1月29日、三浦博之撮影

 市立校である明石商野球部を陰ながら支えているのが、兵庫県明石市在住の岡崎輝満さん(75)だ。若い女性に人気のファッションブランド「INGNI」(イング)の創業者。狭間善徳監督(53)とは共通の知人が縁で知り合ったという。

 岡崎さんは数百万円もする高性能の打撃マシンを寄贈し、甲子園を管理する阪神園芸に依頼してグラウンドの土やマウンドの傾斜なども甲子園さながらに整えた。明石商OBでもなければ、学校との深い関わりがあるわけでもない。にもかかわらずなぜそこまで支援できるのか。聞いてみると「厳しいながらも選手一人一人の気持ちをくみながら指導する狭間監督の姿にほれた」と返ってきた。

 もう一つある。「野球のレベルが上がってどんどん強くなっていくのがわかるから、さらに何とかしてあげたいと思っちゃう」。実業家だけに、期待に応えていく社員に重ねて見える。まるで親心のようだ。昨年は初のセンバツ出場で街は沸いた。次に目指すのは3年連続で決勝の壁に阻まれている夏の甲子園出場だ。「スポーツでもっと明石を活性化させたい」。高校野球で熱い思いを駆り立てられている。【浅妻博之】

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