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高校野球・新世紀

第4部 カントク模様/3(取材後記) 憧れの甲子園 女性指導者の熱い思い

トレーニングを指導する鵬翔の長田部長(中央)。東海大で学んだ理論も取り入れる=宮崎市の宮崎産業経営大で2017年12月16日、生野貴紀撮影

 厳しい環境に身を置きながらも選手に向き合い続ける女性指導者。取材から垣間見られたのは甲子園への強い憧れだ。選手として出場できないという制約がある分、もしかすると男性以上に強いのかもしれない。

 東京電機大高の市川麻紀子監督(44)は選手の口から「甲子園出場」という目標が出ないことに不満だという。「甲子園に立つ資格がある以上目指してほしい」との思いからだ。鵬翔の長田夏美部長(26)は女性が指導者を目指す上で「男性に負けない知識と思いが必要」と力を込める。

 私は大阪の公立校で野球をしていた。強豪がひしめく大阪において、当時の私の感覚では甲子園は「夢のまた夢」。目標として口にすることすらできなかった。だからこそ、女性指導者の真摯(しんし)な思いに胸を熱くさせられた。私と同じように感じている選手もいるに違いない。

 宮崎では最近、長田部長に憧れて指導者を目指す女性も出てきている。爆発的にとはいかないだろうが、彼女たちの熱い思いが広がれば、少しずつ女性指導者の数も増えていくはずだ。もちろん、そのためには周囲の理解も必要だ。「女性初の甲子園監督」を紹介する記事をいつか書いてみたい。【生野貴紀】

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