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高校野球・新世紀

第4部 カントク模様/5(取材後記) 独自の工夫、理論的 選手も納得

遊学館の山本監督=金沢市の遊学館高で2017年12月12日、長田舞子撮影

 遊学館(石川)の練習には、山本雅弘監督(66)の工夫や独自の考えが詰まっている。

 打撃練習の基本は遠くに飛ばすことだという山本監督。その理由は、高校で体が小さくても大学で大きくなるかもしれないからだ。コツコツ当てることしかできない選手はその時、対応できない。「大は小を兼ねる。まずはスケールの大きいことをやってから、選手にあわせてタイプを分ける」という。

 1、2月の間は全員が内野練習をするというのもユニークだ。素早く取って投げる基本動作は、投手のフィールディングにも、外野手の送球にも通じる。そのため、捕球と送球のリズム感や体の使い方を染みこませるのが狙いだという。また、平日の全体練習は約2時間半と短く、土日も昼過ぎには終わる。これも「全体練習は基本の練習。個人の能力は個人練習でしか上がらない」という考えからだ。

 投手の井川輝彦(2年)は「理論的なことを聞けるので、納得した上で練習に取り組める」という。確かに取材で聞いた話の一つ一つが、野球経験のない私にも理解しやすい内容だった。きっと選手たちも同じ思いなのではないだろうか。【長田舞子】

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