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’18センバツ由利工 戦力分析/上 投手 エース、奪三振でけん引 救援陣も冬場に成長 /秋田

ハウス内で投球練習をする佐藤亜蓮投手=由利本荘市で
タイヤを一斉に投げる投手たち

 <第90回選抜高校野球>

     第90回記念選抜高校野球大会が23日に開幕する。「地域に愛される学校」として21世紀枠をつかんだ由利工(由利本荘市)だが、昨秋の東北大会で8強に躍進した実力も評価された。そんなチームの特長や冬場の取り組みを、3回に分けて紹介する。まずは投手力。【川口峻】

     昨年9月の県大会第3代表決定戦。九回裏、最後の打者を空振りで打ち取った佐藤亜蓮(あれん)投手(2年)は、右の拳を握りしめた。この日は11奪三振の力投で、エースとして初の東北大会にチームを導いた。

     佐藤投手がベンチ入りしたのは入学直後。その秋からエース番号を背負う。最速142キロの直球にスライダー、カーブなど多彩な変化球を織り交ぜ、三振を量産してきた。昨秋の新屋戦では19三振を奪うなど、計10戦で83回3分の1を投げて83奪三振だった。

     冬場は、球の「キレ」や「伸び」のレベルを上げるため、ウエートトレーニングと同時に、柔軟性アップや腕の可動域拡大に着手。より大きく腕を振り、前方で球をリリースするフォームを追求中だ。「しなやかな振りから強いボールを投げられるようになった」と実感を口にする。

     佐藤投手の脇を、タイプの異なる2投手が固める。サイドスローの右腕、斎藤海龍(あろう)投手(2年)は、シンカーなどの変化球を操る技巧派だ。1年ながらメンバー入りした太田怜央(れお)投手は打たせて取るタイプだが、三振も奪える器用さを持つ。

     投手陣の練習メニューは、毎月東京から訪れるトレーナーの佐竹彬さん(29)が考案している。一連の投球動作について、細かく分けたポイントを確認しながら、筋トレを行っている。佐竹さんから出される課題は「2時間ぶっ通しでやらないと終わらない」ほどのボリュームという。全身の筋肉を鍛えるため、タイヤ投げというユニークなものもある。

     渡辺義久監督(39)は今後、県外での練習試合を重ね、投手陣の仕上がりを確認する予定。エースについては「きわどいコースに投げられるようになった。順調に調整できている」と自信をみせた。

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