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第90回選抜高校野球 リリーフエース流行の兆し

【智弁和歌山-東海大相模】一回裏、交代する智弁和歌山の池田(左)と平田=阪神甲子園球場で2018年4月3日、猪飼健史撮影

 <センバツ高校野球>

     エース以外の投手を先発に使うことの難しさを改めて感じた。第1試合で智弁和歌山は右腕・池田が今大会初先発したが、一死も取れずに4失点で降板。東海大相模は3試合連続で左腕・野口が先発したが、四回途中5失点。智弁和歌山・平田、東海大相模・斎藤の両エース右腕が救援したが、一度火のついた相手打線を止めるのは容易ではなかった。

     今大会は準決勝終了時点で、完投投手は延べ24人。過去5大会の準決勝終了時点は第85回33人▽第86回33人▽第87回37人▽第88回35人▽第89回30人--で、今大会は激減している。36校が出場した第80回記念大会は51人で、10年間でほぼ半減した。複数投手制が進んだことがうかがえるが、さらにエースを先発ではなく、救援に使う傾向も目立つ。

     5投手を使って8強入りした創成館(長崎)の稙田龍生監督は「高校野球は終盤が荒れる。良い投手は先ではなく、取っておきたい」と考え、今大会途中から最も安定していた左腕・川原を救援に回した。智弁和歌山の高嶋仁監督も「スーパースターがいれば別だが、いない場合はやはり背番号1が後にいると安心する」と明かす。

     この日の平田は五回以降に登板予定だったが、一回無死で登板して180球を投げて「完投」。チームにとって誤算ではあった。だが、今大会8強以上で複数の完投があるのは三重だけ。「リリーフエース」が甲子園の新たなトレンドになるかもしれない。【倉沢仁志】

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