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第90回選抜高校野球

大阪桐蔭「雑用より実戦」20年 春連覇、実った下級生育成

閉会式で場内一周する大阪桐蔭の選手たち=阪神甲子園球場で4日、平川義之撮影

 <2018 第90回記念センバツ高校野球>

     近畿勢対決となった4日のセンバツ決勝は、大阪桐蔭が智弁和歌山を降し、史上3校目となる春連覇を果たした。

     マウンドにできた歓喜の輪。大阪桐蔭の18人中、7人が1年前も同じ体験をしていた。昨春も優勝投手になった根尾昂選手(3年)は「去年は先輩に優勝させてもらった。その経験で勝つことができた」と強調した。

     過去7校ある春夏連覇に対し、春連覇は3校目。選手が入れ替わるため、より難しい。36年ぶりの快挙の裏には、下級生から経験を積ませる大阪桐蔭の育成方法がある。

     西谷浩一監督(48)が1993年から約5年間務めたコーチ時代に改革を行った。当時は1年生が先輩の世話など雑用係を務めるのが当たり前だったが、「勝つためには1年生を練習させるしかない」と発想を転換。雑用はさせず、空いた時間を練習に充てた。

     あれから20年余り。高校野球界を代表するチームになった今も、下級生を育てる考え方は変わらない。秋季大会後には練習試合などで全部員(現在41人)に同じ打席数を経験させ、実戦を積ませる。また、今年1月には中川卓也主将(3年)の発案で、上級生同士のキャッチボールを上級生と下級生に変更した。下級生を育てる大阪桐蔭の手法は、「教育の一環」という高校野球の原点にも重なる。【安田光高】

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