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球史が動いた夏

第100回全国高校選手権を前に/3 代償大きく、負担減へ 第73回大会/第68回大会

中学硬式野球チームで選手に指導する大野さん(右)=安田光高撮影

故障抱え投げ続けたエース

 最後のマウンドになると自覚していた。第73回大会(1991年)決勝、沖縄水産のエース右腕・大野倫さん(45)の右肘は限界を超えていた。「曲げることも、伸ばすこともできない。決勝の緊張感で何とか腕を振った」。制球が定まらずに大阪桐蔭に13失点し、沖縄勢初優勝には届かなかった。

 3回戦から決勝までの4日連続を含む全6試合に完投し、計773球を投げた。大会後、右肘の剥離骨折と診断された。この悲壮な投球を自宅で観戦した大阪大医学部教授(当時)の越智隆弘さん(76)は翌日、日本高校野球連盟に電話をかけた。「あの投げ方は肘の靱帯(じんたい)を損傷している。どうして投げさせるのか。高校野球は教育の場と言っているのに、とんでもない」と抗議した。

 阪神のチームドクターを務めていた越智さんは、高校で活躍しながらもプロ入り後数年で肩や肘を痛め、退団…

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