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夏の高校野球

全国との交流成果 東北球界

 〇大阪桐蔭(北大阪)13-2金足農(秋田)●(21日・阪神甲子園球場、決勝)

     準優勝経験のある東北各県のチーム関係者からは東北勢の更なる躍進を誓う声などが聞かれた。

     1969年夏の決勝で、松山商(愛媛)との引き分け再試合を投げ抜いた三沢(青森)のエース・太田幸司さんと共に戦った同校OBの菊池弘義さん(67)は「当時の三沢と同様に全員が地元出身で投手中心のチーム。東北の人々に『今度こそ東北初の優勝旗を』と応援させる力があった」と評価。その上で「東北では決勝まで進めば『良かった』と満足してしまうところもある。だが、満足してしまえばそこまでなのが甲子園。『絶対に負けられない』という強豪校との覚悟の差がまだあるのかもしれない」と振り返った。

     2011年夏から3季連続準優勝の八戸学院光星(青森、当時は光星学院)の仲井宗基監督(48)は「中堅手の守備位置を見て二塁まで走ったり、球を見極めて相手投手に球数を多く投げさせたりするなど大阪桐蔭は小さな隙(すき)を確実に突いていた」と指摘。「東北ではアドバイザーを呼ぶなど各県、各校がレベルアップを図ってはいるが、準備力は大阪桐蔭がまだ上。勝つための計画的な補強がなされている」と分析した。

     71年夏に準優勝した磐城(福島)のメンバーで福島県高野連顧問の宗像治さん(65)は「思わぬ大敗だったが、よく頑張った」と同じ県立高校の健闘をたたえた。東北勢春夏通算12回の決勝進出のうち8回が01年以降だとし、「東北の野球は全国レベル。優勝まで本当にあと一歩だ。東北の高校も関西出身の有力選手を呼んだり、春には沖縄でキャンプしたりするなど全国の高校と交流を図ってきた成果が出ている」と話した。

     金足農に刺激を受けた学校も。03年夏に準優勝した東北(宮城)の我妻敏監督(36)は「(東北の関係者は)誰もが『うちの学校で初優勝を』という思いで戦っている。負けないように頑張りたい」。15年夏など3度準優勝している仙台育英(宮城)の須江航監督(35)は「次の101回目(の大会)に優勝を目指す。優勝旗が東北に来るよう東北のチーム同士で切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」と力強く語った。【北山夏帆、柿沼秀行、升谷志摩、滝沢一誠】

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