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夏の高校野球

金足農帰郷 秋田県内はアイドル並みの歓迎

【第100回全国高校野球選手権】全国高校野球選手権で準優勝を果たした金足農の選手たちが“凱旋”し、集まった大勢の報道陣や学校関係者ら=秋田市の秋田県立金足農業高校で2018年8月22日午後5時8分、喜屋武真之介撮影

 甲子園準優勝を果たした金足農(秋田)のナインが22日、空路で帰県した。空港や同校は“凱旋(がいせん)”の雄姿をひと目見ようという県民であふれかえり、祝福ムードに包まれた。23日には同校で甲子園報告会が開かれる。【森口沙織、川口峻】

 秋田空港では到着する便の数時間前から県民が続々と詰めかけた。

 午後3時40分ごろ、ナインがロビーに姿を見せると「キャーッ!」という黄色い歓声。ナインにはスマートフォンのカメラが次々と向けられ、アイドル並みの歓迎ぶり。

 秋田市の会社員、阿部愛美さん(21)は、ナイン到着の約1時間半前からスタンバイ。菅原天空(たく)選手(3年)と固く握手して興奮気味。「毎試合、本当に感動した。お礼を一言伝えたくて」と涙を流して喜んだ。

 大仙市の会社員、荒川美恵さん(40)は有給休暇をとって駆け付けた。「生の姿を見たかった。感動をありがとう」と話した。秋田市の農業、堀井満孝さん(67)は「よく日焼けした顔がいいね。大舞台を経験して、みんな一回り成長した気がする。お疲れさま」とねぎらった。

 ナインはその後、花束を受け取り、バスで同校へ移動。佐々木大夢(ひろむ)主将(3年)らが帰校報告を行った。

 秋田市の中2、篠村美衣優さん(13)は、準々決勝で逆転サヨナラ2点スクイズ決めた斎藤璃玖(りく)選手(3年)のファン。「金足農を見て野球が好きになった。斎藤選手は笑顔がステキ」と目を輝かせた。

 選手らはその後、報道陣のインタビューに応じた。

 吉田輝星投手(同)は「空港でたくさんの方が迎えに来てくれて、準優勝を実感できた。勇気をくれてありがとうと伝えたい。今日は家に帰って、自分の布団でゆっくり眠りたい」と語った。

 決勝でリリーフ登板した打川和輝選手(同)「秋田で地元の人たちの声援がすごくて、実感が湧いた」と話した。甲子園で印象に残っている場面を問われ、「吉田に『後はお前に任せた』と言われたこと」と答えた。「家に帰ってゆっくり寝たい」と笑顔をみせた。

 佐々木主将は「プレーは3年生9人だったけれど、1、2年生のサポートが活躍できた要因だと思う。チームメートに『ありがとう』と伝えたい」と後輩たちを思いやった。

 決勝進出について「大会に参加した約4000というチームの最後に残り、大阪桐蔭と対戦できたのは自分にとって財産。これからの長い人生で心に刻まれることになったので、次のステージでも頑張りたい。準優勝の盾は本当に重かった。持った瞬間に実感が湧いた」と話した。

 3回戦で3点本塁打を放った高橋佑輔選手(同)「地元の友達がラインや電話をくれて、秋田からの応援を感じた。甲子園は最高の場所だった」と満足げに話した。

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