メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

夏の高校野球

金足農の大躍進を分析「古い」戦法、強みに

元県高野連会長の小野巧さん=秋田市で2018年6月28日午後0時30分、川口峻撮影

 23日、秋田市の金足農で開かれた甲子園報告会。炎天下の屋外での開催にもかかわらず、生徒や地元住民など約1000人が集まり、ナインの偉業を改めて大歓声でたたえた。【山本康介】

専門家分析 23犠打飛、大会トップ

 秋田球界のレベルアップに尽力した専門家からも、金足農の大躍進を評価する声が上がっている。

 元秋田高監督で県高野連の会長などを務めた小野巧さん(63)は、県の高校野球強化プロジェクトの推進に携わった。決勝当日は甲子園に駆け付けて観戦した。「活躍を期待していたが、決勝進出は驚いた。打線がやや弱いと思っていたが、甲子園で各打者の集中力が増して好成績につながった印象がある」と語る。秋田大会で本塁打はゼロだったが、甲子園では3本を記録した。

 甲子園では県大会に続いてバントを多用。犠打飛は23で大会トップだった。「最近は強力打線で勝ち上がるチームが多いが、犠打を中心とした金足農の戦法はオーソドックス。『古い』と言われるかもしれないが、相手にとっては逆に新鮮に映り、むしろ強みになっている」と分析する。

 さらに全国制覇のためには、今回のように投手力の充実に加え、「総合力の高さが必要になる」と話した。

 「金足農の頑張りを見て他のチームも奮起してほしい」と今後に期待を込めた。

 また、県の強化プロジェクトのアドバイザーで、社会人野球の日本新薬元監督、前田正治さん(60)は、決勝のテレビ中継で解説を務めた。

 プロジェクトの開始当初は、関係者から「秋田が甲子園で優勝なんて」という冷めた声があったという。今回の準優勝は「甲子園優勝という高い目標を掲げ、そこに向け厳しい練習を積み重ねていったからだと思う」と話す。さらに「練習した成果が甲子園での勝利につながった。自信が増してさらに成長した」と分析した。【川口峻】

あわせて読みたい

毎日新聞のアカウント

8月21日の試合

話題の記事

関連サイト