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高校野球

智弁和歌山・高嶋監督退任「48年、短かった」

 甲子園で春夏通算68勝の歴代最多勝利記録を持つ智弁和歌山の高嶋仁監督(72)が25日、和歌山市内の同校で記者会見し、「いずれ辞める時が来ると思っていた。選手との絆であるノックができなくなった」として、24日付で監督を退任したと発表した。後任には同校OBでプロ野球阪神などでプレーした中谷仁コーチ(39)が就任した。

     高嶋氏は日体大卒業後、智弁学園(奈良)のコーチ、監督を経て1980年から智弁和歌山を指揮した。ベンチ前で選手たちを見守る「仁王立ち」は甲子園の名物となり、同校を94年春、97年夏、2000年夏と3度の全国制覇に導いた。

     長年慣れ親しんだユニホームではなく、半袖のワイシャツにネクタイ姿で会見した高嶋氏は「厳しいノックができなくなったのが大きな要因」と退任を決断した理由を挙げ、「この年齢になると体力的なもの、いろいろな病気もある。生徒にも迷惑をかけた」としみじみ話した。近年は通院を続けていたといい、今夏の甲子園初戦で近江(滋賀)に敗れた後、校長らに退任の意向を伝えた。選手たちには24日に退任を伝えた。

     「48年、長いようで短かった」と半世紀近い指導者人生を振り返り、一番印象に残る場面に、甲子園で初優勝した94年センバツで劇的勝利を飾った準々決勝の宇和島東(愛媛)戦を挙げた。さらに「売り出し中の大阪桐蔭を倒せなかったのが一番悔いが残っている」とも話した。歴代トップの甲子園通算勝利については「選手がやってくれたことであまり気にしていない。記録は破られるためにある。時間の問題でしょう」と話した。

     今後は名誉監督として智弁和歌山、智弁学園両校の指導に関わりながら、「小学生に野球の楽しさを教えていきたい」と野球人口の裾野を支える考えも示した。

     チームを託された中谷新監督は「高嶋監督が作った野球スタイルを継承し、甲子園を目指していく」と語った。【佐藤裕太】

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