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高校軟式野球

中京学院大中京・佐伯、全試合完封で優勝

【河南-中京学院大中京】完封した中京学院大中京の佐伯=兵庫県明石市の明石トーカロ球場で2018年8月29日、山田尚弘撮影

 第63回全国高校軟式野球選手権大会(日本高校野球連盟主催、毎日新聞社、朝日新聞社など後援)は最終日の29日、兵庫県の明石トーカロ球場で決勝があり、中京学院大中京(東海・岐阜)が先発・佐伯の4試合連続完封で河南(大阪)を破り、2年連続9回目の優勝を果たした。佐伯は大会史上初の前回から2大会全試合完封。中京学院大中京の連覇は校名が中京だった2011、12年に続き3度目で、優勝回数でも作新学院(栃木)が持つ大会最多記録に並んだ。4回目の出場で大会初勝利を挙げ、決勝に駒を進めた河南は終盤に粘れなかった。

    「最強の投手になれたかな」

     ここぞという場面では、スピードと球質、精度が明らかに変わった。中京学院大中京のエース・佐伯が前回大会からの8試合すべて完封という偉業で、チームを2連覇に導いた。

     ギアを上げたのは五回だった。直前の攻撃で無死三塁の好機を逃し、佐伯は「流れを引き戻す投球をしよう」とマウンドへ。「打てるものなら、打ってみろ」と思いを込めた球は右打者の外角低めいっぱいに集まる。淡々と投げた姿から躍動感あふれるフォームに一変し、球は打者の手元で伸びを見せた。すべて直球で3者連続の空振り三振。以降、河南打線はバットに当てるのが精いっぱいだった。

     大会前から、ナンバーワン右腕と注目された昨夏優勝投手。本来は「直球が自慢」と語る剛腕だが、準決勝までは投球のうまさが際立っていた。準決勝までの3試合で奪った三振は17個。直球とスライダーを制球良くコースを突いて打たせて取る。「本当は27個三振を狙いたい」と打ち明けるが、守りからリズムを作るのもエースの仕事だ。だからこそ、ここ一番の時にまで全力投球を封印した。

     力と技。引き出しの多さに、河南の4番・仲村は「出合ったことのない球だった」と脱帽するしかなかった。今大会の被安打は4試合でわずか10。2大会連続で一度も得点を許さず、「最強の投手になれたかな」と佐伯。今大会の主役としてだけでなく、大会の歴史に名を残すのにふさわしい投手だ。【長宗拓弥】

    史上初、2大会連続全試合完封優勝

     全試合完封で優勝 中京学院大中京の佐伯奨哉投手(3年)が1回戦から決勝まで4試合(36回)を完封し達成。佐伯投手は第62回大会(2017年)でも4試合を完封し、2大会連続は史上初。1大会では他に達成者4人。

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