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高校軟式野球

中京学院大中京・島田「進化したチームに」

優勝旗を受け取る中京学院大中京の島田侑弥主将=兵庫県明石市の明石トーカロ球場で2018年8月29日、山田尚弘撮影

第63回全国高校軟式野球選手権大会・決勝(29日)

 ○中京学院大中京(東海・岐阜)3-0河南(大阪)●

     29日の全国高校軟式野球大会決勝で連覇を達成した中京学院大中京(東海・岐阜)。ゲームセットの瞬間、捕手の島田侑弥主将(3年)はマウンドに駆け寄り、佐伯奨哉投手(同)と抱き合った。時にぶつかった2人だが、今夏にエースがけがで練習を離れると、「佐伯が復帰した時、安心できるようにしよう」と部員を鼓舞し、大会最多に並ぶ9回目の優勝に導いた。

     昨秋、新チームが発足して間もない頃だった。「ボールを受けるだけなら壁でもできる。しっかり状況を考えてくれ」。練習中に佐伯投手から不満をぶつけられた。配球、捕球、走者への警戒……。厳しい言葉で批判された。悔しさで会話を避けるようになった。

     「コミュニケーション不足」を理由に、平中亮太監督(37)から昨冬、寮から練習場まで一緒に行くよう指示された。自然と、言葉を交わす機会が増えた。グラウンドではストイックだが、普段は冗談ばかり言っているエースの素顔を知った。距離が縮まり、呼吸も合い始めた。

     ところが、地方大会を控えた6月半ば、佐伯投手が腰を負傷して1カ月間練習を離れることになった。主将は「進化したチームで待ってるから」と伝え、治療に専念させた。

     部員全員で、打球を高く弾ませて走者を還す軟式特有の「たたき」を徹底的に練習した。この日の決勝では、八回1死満塁の好機にスライダーをたたき内野ゴロに。自らのバットで先制点を奪った。

     今大会、故障明けの体を気遣って、直球中心から変化球を織り交ぜたリードに切り替えた。「お前がおらんかったら、ここまで来られなかった」。試合後、そう声をかけてきた相棒の顔が涙でにじんだ。【加藤佑輔】

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