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秋季近畿地区高校野球大会

明石商、県勢対決制す 3年ぶり4強 報徳学園を完封 /兵庫

 秋季近畿地区高校野球大会(近畿地区高野連主催、兵庫県高野連主管)は第4日の28日、神戸市須磨区のほっともっとフィールド神戸で準々決勝の残り3試合があり、明石商(兵庫1位)が報徳学園(兵庫3位)との県勢対決に完封勝利して3年ぶりの4強入りを果たした。履正社(大阪1位)と智弁和歌山(和歌山1位)も準決勝に進んだ。

     履正社は福知山成美(京都1位)に完封勝利。智弁和歌山は連覇を狙った大阪桐蔭(大阪2位)とのライバル対決を逆転で制した。

     大会第5日は11月3日、準決勝2試合が行われる。対戦カードは、午前11時から龍谷大平安(京都3位)-履正社、午後1時半から明石商-智弁和歌山。【黒詰拓也、望月靖祥】

     ▽準々決勝

    福知山成美

      000000000=0

      00110111×=5

    履正社

     (福)小橋-原

     (履)清水-野口

    ▽二塁打 佐藤、原(福)野口、小深田2、野上2(履)

     履正社は三回、相手失策とバントの1死三塁から小深田の左前ポテン二塁打で先制。その後もバントを絡めた確実な攻撃で加点した。先発・清水は被安打3の無四球、12奪三振で完封勝利。福知山成美は三、七回に二塁打で得点圏に走者を進めたが、後続が倒れた。

    報徳学園

      000000000=0

      00000031×=4

    明石商

     (報)林、坂口-西井

     (明)宮口-水上

    ▽二塁打 岡田、河野(明)

     明石商は七回、1死から河野、清水の連打で一、二塁と攻め、岡田の適時二塁打と宮口の2点適時打で計3点。八回にも河野の適時二塁打で1点を挙げた。先発の宮口は被安打4の完封勝利。報徳学園は中盤まで好投した先発の林を打線が助けられなかった。

    さらなる成長を

     ○…報徳学園は先発の左腕・林直人投手(2年)が七回につかまり、5年ぶりの4強入りを逃した。

     序盤から走者を出しながらも要所を締める粘りの投球を続けたが、「リズムが単調になる悪いくせが出た」という七回、1死一、二塁の場面で甘いカーブを投げて適時二塁打を許すなど、1死から4連続短長打を浴びて3失点。この回途中で2番手にマウンドを譲った。試合後、エースは「チャンスをものにできなかった。調子は悪くなかったのに……」と厳しい表情。「来年に向けてスライダーの威力を上げたい」とさらなる成長を誓った。

    大阪桐蔭

      100000010=2

      04100000×=5

    智弁和歌山

     (大)新井、中田、高野-石井

     (智)池田泰、池田陽-東妻

    ▽二塁打 山田(大)池田泰(智)

     智弁和歌山は1点を追う二回、根来、佐藤の連打などで2死二、三塁とし、池田泰、綾原の連続適時打で逆転。さらに満塁からの連続押し出し四球で、この回計4点を挙げた。大阪桐蔭は先発・新井の二回の乱調が誤算。打線も八回に1点を返すにとどまった。


     ■熱球

    勝利へ、意地見せる 明石商(2年)宮口大輝(ひろき)投手

    【報徳学園-明石商】報徳学園打線を4安打に抑え、完封した明石商の宮口大輝投手=神戸市須磨区のほっともっとフィールド神戸で、黒詰拓也撮影

     両チーム無得点で迎えた六回表、2死二塁の場面。「先制点は絶対に渡せない」。この日一番、力が入ったというスライダーで相手打者を三振に打ち取りピンチを脱すると、右拳を突き上げた。

     最速140キロの右上手投げ。秋季県大会の後、体を開かず、尻から打者に向かっていくフォームに修正した。直球、変化球とも精度も向上し、21日の近畿大会初戦(京都国際戦)でも好救援を見せた。

     この日は、前日の練習で調子が抜群に良く「失投さえなければ打たれない」と余裕があった。緩急を付けながら両コーナーを突き、相手を4安打に抑えて9奪三振。高校では初めての完封勝利を飾った。

     エースナンバーの背番号1は後輩の中森俊介投手(1年)が背負い、自身は「10」に甘んじている。ただ、「どんな場面でも意地を見せ、チームが勝てばそれでいい」と話し、チーム一丸での優勝を見据える。【黒詰拓也】

    〔神戸版〕

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