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春に挑む’19筑陽学園

先輩からのエール/4止 西部ガス・正木慎也選手(24) 壁超えて、初勝利を /福岡

筑陽学園の後輩たちにエールを送る西部ガスの正木慎也選手=福岡市東区で、宗岡敬介撮影

 「筑陽学園ではとにかく走っていました」。高校のグラウンドは使えず、練習は筑前町のグラウンドまでバスで移動していたが、走って向かうこともあったという。

     2017年に西部ガスに入団し、2年連続で都市対抗野球大会に出場した。日本野球連盟九州地区連盟による17年度のベストナインに選ばれるなど活躍する。筑陽学園の同級生には、九州三菱自動車の松尾昭典選手や、ホンダ熊本の持永健太朗選手がいる。かつての仲間は、今はライバルだ。「あいつが打っているから頑張らなければ」と刺激をもらえる存在でもある。

     筑陽学園では、人の目を見て話を聞くことなど、人としての基本をたたきこまれた。当時の野球部での教えが習慣づけられ、社会人となった今に生きていると感じる。後輩たちには「素直さ、受け入れる心を持ってほしい」と話す。

     高校時代、練習グラウンドのトイレを数カ月、掃除し続けた。「最初は嫌々やっていたが、監督から『お前たちのためなんだ』と言葉を掛けられた。自分が使うものを掃除するのは当たり前だが、誰かがしないといけない場所を掃除するのは犠牲心でもあった」。高校最後は2番打者で、つなぎ役に徹する心を学んだ。

     東京ドームなどでプレーした今、チームスポーツの野球に、守備でも打席でも1人の時間があると感じる。「試合に出れば誰も頼ることはできない。やるのは自分しかいないし、逃げられない」。そうした重圧の中で結果を残すために、普段の生活を含め行いの大切さを信じている。

     後輩たちに、西部ガスのスローガンでもある「超戦」とメッセージを寄せた。甲子園という場所にチャレンジすると同時に、いまだ成し得ていない甲子園初勝利の壁を超えてほしいという願いを込め、挑戦でなく造語の「超戦」とした。

     昨秋の九州地区大会決勝はテレビで後輩たちの試合を観戦した。同級生で集まれば、母校の試合結果は必ず話題に上る。「甲子園出場はすごくうれしかった。出場だけでも素晴らしいが、もう一つ上を目指してほしい」=おわり

    〔福岡都市圏版〕

    毎日新聞のアカウント

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