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センバツ平成の名場面

/50 第88回大会(2016年) 延長サヨナラ、エースが決着

延長十一回、智弁学園の村上頌樹投手の中越え二塁打で高橋直暉内野手(右端)がサヨナラのホームイン=2016年3月31日、津村豊和撮影

 接戦が相次ぎ、決勝を含め、サヨナラ試合が史上最多タイ(当時)の6試合、1点差試合も11試合を数えた2016(平成28)年の第88回大会。2年ぶり10回目出場の智弁学園(奈良)が初めて紫紺の大旗を射止めた。

     前年秋の近畿地区大会で8強止まりながら、不動のエース右腕・村上頌樹(しょうき)投手の安定感が評価されて選出された。村上投手は開幕試合の福井工大福井戦を完封劇で滑り出し、その後も好投を続けてチームを初の決勝の舞台に導いた。

     決勝でぶつかったのは高松商(香川)。浦大輝投手を中心とした投手陣を、左打ちと右打ちが交互に並ぶジグザグ打線がもり立て、秋の四国地区大会を制覇。続く明治神宮大会でも優勝して20年ぶりに春の甲子園に戻ってきた。準決勝まで2度の延長戦を勝ち抜き、勝負強さが際立っていた。

     4万2000人が見守った決勝は息詰まる投手戦になった。智弁学園が二回に内野ゴロで1点を先取したが、高松商も八回に米麦(よねばく)圭造内野手の適時打で追い付き、1-1のまま延長戦に突入した。十一回、智弁学園は2死から高橋直暉内野手が中前打で出塁し、続く村上投手が中越え適時二塁打を放ってサヨナラ勝ちした。全5試合計669球を投げ抜いた大黒柱が最後は自らのバットで決めた。

     1924(大正13)年に名古屋市・山本球場に8校が集い、産声をあげたセンバツ。その第1回大会を制し、60(昭和35)年の第32回大会以来となる3回目の優勝を目指した高松商は目前の大魚を逸した。=つづく


     ▽決勝

    高松商

      00000001000=1

      01000000001=2

    智弁学園(延長十一回)

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