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第91回選抜高校野球

きょう開幕 監督対談 八戸学院光星・仲井宗基監督、八戸学院大・正村公弘監督 /青森

八戸学院大の正村公弘監督=青森県八戸市で、北山夏帆撮影

 <第91回センバツ>

    投手陣の頑張り期待 八戸学院光星・仲井宗基監督/1回戦の突破が重要 八戸学院大・正村公弘監督

     第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)が23日、阪神甲子園球場で開幕し、八戸学院光星は大会第4日の26日に広島の強豪・広陵と対戦する。3年ぶり10回目の春のセンバツ。仲井宗基監督と八戸学院大の正村公弘監督に、投手の指導法や、冬場の選手の成長ぶりなどについて語ってもらった。【聞き手・北山夏帆】

     --本番が近づいてきました。今年の出場校の顔ぶれを見ての印象は。

     仲井監督 平成最後の一つの節目に出場できるというのはうれしい。文字通り選び抜かれて出る大会なので、どこもレベルが非常に高いと思う。特に(大会第2日に登場する)横浜(神奈川)などは強いだろうが、(勝ち上がって対戦すれば)突ける隙(すき)はあると思う。

    八戸学院光星の仲井宗基監督=青森県八戸市で、北山夏帆撮影

     正村監督 各校とも冬の間に積み重ねてきたものがあるだろう。光星も練習での積み重ねはあるが(冬は練習試合がないので)試合での積み重ねがない。逆に言えば失敗体験は少ない。だから、勢いよく、夢と希望をもって臨めるだろう。1回戦の突破が重要で、それを越えればぐぐっと上にいけるはずだ。

     --昨夏の甲子園は2回戦で龍谷大平安(京都)に敗れました。課題は何だったのでしょうか。

     正村監督 厳しい言い方をすれば、投手力に課題があったと思う。センバツも投手陣がどれだけ自信を持ってマウンドに上がれるかがポイントになるだろう。

     仲井監督 自分なりに分析したが、100回記念大会への出場を決め、初戦で勝った。そこで重圧から解放されて心ここにあらずとなってしまった部分があったと思う。龍谷大平安との2回戦は、投手陣が不安定だったし、投手と内野手の連係プレーで暴投やバント処理をミスするなど、その不安定さに拍車をかけてしまった。

     --現チームの投手陣は冬の間、どんな練習をしてきたのでしょうか。

     仲井監督 明治神宮大会後、投手陣の練習メニューを見直し、徹底してフォームのチェックや下半身の強化をした。正村監督にも、今まで以上に見てもらうようになった。巨人の高橋優貴(八戸学院大)や日本ハムの吉田輝星(金足農)を育てた人。選手たちも一生懸命話を聞く。

     正村監督 バッターは動いている球に左右されるが、ピッチャーは自分で球を動かすから、毎回きちんとしたフォームで投げればちゃんと良い球がいく。それにパワーが付いてくれば、それなりのスピードもつくのでフォームは大事。変なフォームだったら肩やひじ、腰を痛めることも多いから、疲れが出にくいフォームで投げないと、ひずみが出てくる。その改善を図った。

     --吉田投手らにも同じような指導をしたのでしょうか。

     正村監督 吉田はキレがあって回転数の高い強いボールは既に投げられていたから、その強いボールを自分の思い通りに投げる確率をどれだけ上げるかという作業だった。そのためにもフォームを見直さなければならなかった。

     仲井監督 吉田の場合、その改善したフォームできちっと(ボールの縫い目に)指をかけ、しっかりと腕を振っているから回転数も上がってボールの質が良い。それを安定して投げられるのがすごい。

     --光星や金足農のような雪国の選手たちにとって、冬の間の練習は大きな課題です。

     正村監督 下半身強化のために相撲の四股踏みもできるし、踏み台昇降をやるだけでも違う。狭いスペースでもゴロ取りをやる、投手はネットスローを大事にするなどやれることはたくさんある。自分たちがこれが必要と思うものを考えて徹底してやるべきだ。

     仲井監督 2011年、12年の3季連続準優勝の時は室内練習場がなく、守備練習ができなかったから、ひたすら打撃練習をやった。限られた条件の中でも、特化して取り組んだ練習が逆に力になったと思う。

     --昨秋の時点では、光星に球速140キロ超えの投手はいませんでした。冬の成長は。

     仲井監督 正確には測っていないが、もうみんな140キロは出ているのではないか。

     正村監督 (明治神宮大会が終わった)昨年11月と比べたらかなり成長していると思う。それまでとは別人で(スピードも)出ている。以前からウエートトレーニングで鍛えてるから、この冬はそれをどう指先に伝えるかの作業だった。

     --冬の練習の成果が出るセンバツに期待することは何ですか。

     仲井監督 投手陣が時間をかけて作ってきたフォームで、実戦で投げ抜いてくれることを期待する。そうすれば、結果はおのずからついてくる。

     正村監督 大舞台で練習でやってきた通りに投げるのは意外と難しい。バッターに向かっていく気持ちを、どれだけ甲子園の舞台で作れるか。強い気持ちで、思い切り腕が振れるか否かが、勝負の瀬戸際になるだろう。

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