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“大会ナンバーワン右腕”星稜・奥川、圧巻の投球 「目の前の相手に集中」

【星稜-履正社】最後の打者を併殺に打ち取り、拳を突き上げる星稜の先発・奥川=阪神甲子園球場で2019年3月23日、川平愛撮影

第91回選抜高校野球

 ○星稜3-0履正社●(23日・甲子園)

 「大会ナンバーワン右腕」。星稜の本格右腕・奥川がその看板通りの快投を披露した。

 初回の先頭打者から見る者の度肝を抜いた。履正社の桃谷に対し、投じた1球目は148キロの直球。続く球で自己最速に並ぶ150キロを計測すると、観客から「おお」とどよめきが広がった。その余韻が残る中、4球目には151キロを出して最速を更新。この打者を三振に取ると、その後はフォーク、スライダーも効果的に使い、毎回の17奪三振で3安打完封。「押せるところは押して、引くところは引く。自分の考えていた通りの投球ができた」と圧巻の投球を振り返った。

 一冬越えての成長を示した。昨夏の甲子園では2回戦・済美(愛媛)戦で脱水症状に陥り、四回で降板。チームはその後サヨナラ負けを喫した。そこから心身ともにタフさを身につけて、直球で押すだけではないクレバーな投手へと進化。履正社の岡田監督をもってして「日本で一番良い投手。大人の投球ができる。プロの開幕戦で投げてもいいくらいの力がある」と言わしめた。

 春は前回を含めて3度の8強が最高成績。優勝候補の一角だった履正社を撃破した今、その壁はたやすく乗り越えられるようにも見える。しかし、奥川は「目の前の相手だけに集中していく」。世代を代表する右腕は自らの使命を全うしていく。【生野貴紀】

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