- ポスト
- みんなのポストを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
第92回選抜高校野球大会(毎日新聞社など主催)に出場する中京大中京高の高橋源一郎監督(40)へのインタビュー。2回目は甲子園との向き合い方などについて聞いた。【聞き手・三浦研吾】
――監督にとって「甲子園」とは。
全ての高校球児が目指し、憧れる場所であり、成長させてくれる場所でもある。それぐらい魅力が大きい場所。一方で、選手たちにはその裏にあるものも見せていきたい。今後の人生で、こんなに注目されない子がほとんどなので、思い違いをさせないようにしたい。行ったからいい、勝ったからいい、で終わりたくない。あくまで甲子園は通過点。
――監督自身が中京大中京に入学するきっかけは。
中学3年時にグラウンドに来て、練習の活気、一生懸命さ、ボールを追う姿勢、グラウンドの緊張感などが心に刺さり、高校野球ってすごいな、このチームすごいなと思った。親戚も卒業生ということなどがあり、「ここでやりたい」という気持ちになっていった。
――選手としての甲子園の思い出は。
出場は決勝まで勝ち進んだ1997年センバツの1回だけ。中京が久々の出場で、盛り上がっていたのは覚えている。初戦の相手が日高中津分校(和歌山)で、分校初の甲子園だったこと、緊張したこと、勝った時に歌った校歌など、今でも瞬間瞬間を思い出すことがある。決勝は4月9日で、始業式をアルプススタンドでやったはず。試合は天理(奈良)に1―4で敗れ、力の差があった。
――監督就任から約10年。指導で変わったことは。
就任当時は、あまり選手と対話することなく、「こうするんだ」と一方通行だったのかも。失敗を重ね、足りないところも弱さも感じつつ、自分のカラーや芯は崩さずに、少しずつスタイル、考え方を変えてきた。まだまだ自分自身も、チームも発展途上。
――インターネット上の書き込みなどには「お前だと勝てない」という厳しい意見もあるが。
2019年の明治神宮大会で優勝した今でも言われる。逆に「お前のやり方はいい」と言われることもあるが、大して変わっていなかったりもする。結果はすごく大事で、勝つことは大事にしているが、それ以上にここ(高校野球)は人を育てる場。勝って評価される半面、怖さもある。物事の捉え方、考え方を謙虚に受け止めておかないといけない。満足していないし、まだやれることもある。ゴールはない。
【時系列で見る】
-
石井さんがエール 役所などにセンバツポスター /高知
1486日前 -
’20センバツ 履正社 選手紹介/8 /大阪
1486日前 -
選手紹介/3 宮城光伸選手/井上隼斗選手 /兵庫
1486日前 -
新型肺炎拡大 平田、練習試合相次ぎ中止 「今できることを 」 /島根
1486日前 -
畑堀優太選手/宮田航成選手 /香川
1486日前 -
第2部・新監督の挑戦 桐生第一/下 自宅生の栄養も管理 体調・課題、スマホで報告 /群馬
1486日前 -
急成長右腕 「一発目の打席」がワクワク 鶴岡東・太田陽都 第92回選抜高校野球
1486日前 -
磐城 選手紹介/8 草野凌中堅手(2年) 攻めの打撃、突破口期待 /福島
1486日前 -
2020センバツ・中京大中京 部員紹介/12 マネジャー1、2年 /愛知
1486日前 -
2020センバツ・中京大中京 高橋監督に聞く/中 甲子園は通過点 /愛知
1486日前 -
支える仲間たち 吹奏楽部36人 演奏で選手に力を 応援曲や得点テーマ練習 /宮城
1486日前 -
県岐阜商の挑戦 選手紹介/7 1年生外野手 大舞台での活躍誓う /岐阜
1486日前 -
2020年センバツを前に 地域の指導力 成長促す強力OB
1487日前 -
選手紹介/15 本村翔内野手(2年) 堅実守備でベンチ入り /東京
1487日前 -
第92回センバツ 磐城(福島) ま~るい肉体改造
1487日前 -
センバツ・広島新庄 支える人たち/5 巣立つ選手に贈り物 OB会長・上村幸吉さん(64) /広島
1487日前 -
広島新庄に選抜旗 代表の部員が受け取り /広島
1487日前 -
鳥取城北、応援ポスターお目見え /鳥取
1487日前 -
明徳義塾卒業生で焼き肉店「焼肉義塾」などを展開する「ISSEI」社長の浅田一世さん(41) /高知
1487日前