暮らし・学び・医療
ピックアップ
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がん治療のリアル・遺伝子でわかること
6歳に届けたかった治療薬 父が感じた大人より厳しい現実
5/31 07:00 2953文字今年1月、東京都内で小児がんに関するシンポジウムが開かれた。6歳で長男を亡くした鈴木隆行さん(41)が壇上に立った。 長男蒼(あお)ちゃんは3年前、待ち望んだ薬が届かないまま、息を引き取った。 「国際共同の治験(臨床試験)が日本でも行われていたら、薬が子ども向けの大きさや形だったら、息子はもっと早
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痛みを減らす整形外科塾
つらい変形性膝関節症 早期の手術で膝関節の温存も可能に
5/31 04:30医療プレミア 3046文字52歳の会社員・洋子さん(仮名)は、マラソンが趣味。1年ほど前、ジョギング中に左膝の内側に激痛を感じて歩けなくなり、近所の整形外科クリニックを受診し、「変形性膝関節症」と診断された。患部にヒアルロン酸注射を打ってもらい、膝から上の筋肉を鍛える運動療法を続けるように指導されて試してみたが、左膝の痛み
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がん治療のリアル・遺伝子でわかること
遺伝性乳がんの早期発見 33歳で亡くなった姉が私に託したもの
5/30 07:00 2959文字米国の俳優アンジェリーナ・ジョリーさんが乳がんのリスクを減らすため、乳腺の予防切除手術を受けたことが2013年、世界中で話題になった。 その翌々年、同じタイプの乳がんで、33歳の日本人女性が亡くなった。 「息子がランドセルを背負うまでは」。その願いはかなわなかった。しかし、最後に託した思いがあった
新着記事
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お腹の袋からひょっこり 生後半年のコアラの赤ちゃん 埼玉
2023/5/31 12:30 300文字埼玉県こども動物自然公園(埼玉県東松山市)で2022年11月に生まれたコアラの雄の赤ちゃんが、半年ぶりに母親のジンベラン(10歳)のお腹の袋から顔を出したことが確認された。生育は順調で、袋から顔だけを出して愛くるしい表情を見せている。同園は「一般公開しているので、可愛い姿を見に来てほしい」としてい
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龍谷大短期大学部が学生募集停止へ 定員割れ続き
2023/5/31 11:48 244文字龍谷大は5月31日、短期大学部(京都市伏見区)の学生募集を2025年度以降、停止すると発表した。「社会福祉学科」と「こども教育学科」の2学科体制だったが、近年は定員割れが続いていることから、26日の理事会で決定した。24年度の入学生が卒業するまでの教学・支援体制は維持する。 龍谷大短期大学部は19
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医療プレミア特集
「医療プレミア」5月に読まれた記事 新型コロナや武田信玄
2023/5/31 11:00医療プレミア 945文字毎日新聞「医療プレミア」で5月に読まれた記事をご紹介します。まず、大阪市内で開業している谷口恭医師の連載「実践!感染症講義-命を救う5分の知識-」の新型コロナに関する寄稿がよく読まれました。また、日本歯科医師会の協力で3年ほど続いている月イチ連載「口から守る! あなたの健康」では、高齢者の飲み込む
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AIの積極的活用へ「明確なルール」を推奨 国立大学協会が見解
2023/5/31 10:55 354文字対話型人工知能(AI)「チャットGPT」に代表される生成AIの大学での活用について、国立大学協会は30日までに永田恭介会長(筑波大学長)の見解を公表した。情報漏えいやプライバシー侵害といった懸念があるとした上で「負の側面を克服しつつ、積極的に活用を試みるべきだ」との方針を示し、各国立大が明確なルー
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日本版「CDC」設立法が成立 パンデミックに対応 25年度以降に設置
2023/5/31 10:17 271文字新たな感染症の危機に備え、国立感染症研究所(感染研)と国立国際医療研究センター(NCGM)を統合した「国立健康危機管理研究機構」の設立が31日、正式に決まった。この日、参院本会議で関連法が自民、公明などの賛成で可決され、成立した。設置時期は25年度以降の見通し。 新組織は、米国で感染症対策を中心的
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日本版「CDC」設立法が成立 「本家」と異なる組織になる?
2023/5/31 09:35 2038文字新たな感染症の危機に備え、国立感染症研究所(感染研)と国立国際医療研究センター(NCGM)を統合した「国立健康危機管理研究機構」の設立が31日、正式に決まった。米国で感染症対策を中心的に担う疾病対策センター(CDC)になぞらえ「日本版CDC」と言われているが、米国の「本家」と違いもある。新組織はど
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がん治療のリアル・遺伝子でわかること
6歳に届けたかった治療薬 父が感じた大人より厳しい現実
2023/5/31 07:00 2953文字今年1月、東京都内で小児がんに関するシンポジウムが開かれた。6歳で長男を亡くした鈴木隆行さん(41)が壇上に立った。 長男蒼(あお)ちゃんは3年前、待ち望んだ薬が届かないまま、息を引き取った。 「国際共同の治験(臨床試験)が日本でも行われていたら、薬が子ども向けの大きさや形だったら、息子はもっと早
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痛みを減らす整形外科塾
つらい変形性膝関節症 早期の手術で膝関節の温存も可能に
2023/5/31 04:30医療プレミア 3046文字52歳の会社員・洋子さん(仮名)は、マラソンが趣味。1年ほど前、ジョギング中に左膝の内側に激痛を感じて歩けなくなり、近所の整形外科クリニックを受診し、「変形性膝関節症」と診断された。患部にヒアルロン酸注射を打ってもらい、膝から上の筋肉を鍛える運動療法を続けるように指導されて試してみたが、左膝の痛み
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きょうのセカンドオピニオン
扁平苔癬、手術できるか=答える人・井川健診療部長(独協医科大病院・皮膚科)
2023/5/31 02:00 775文字Q 扁平苔癬、手術できるか 口の中がただれ、5年前に扁平苔癬(へんぺいたいせん)と診断されました。痛みがひどいのですが、手術もできると聞きました。(水戸市、60代、女性) A 自分に合う治療法を地道に試した方が 扁平苔癬は、皮膚や粘膜に炎症が起こり、発疹が出る病気です。角質層が厚くなるなどの「角化
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教員採用試験、6月16日標準に前倒し 文科省、全国教委に要請へ
2023/5/31 02:00 658文字文部科学省が、公立小中高校の教員採用試験を現在より1カ月ほど前倒しし、2024年度の1次試験は6月16日を標準とするよう都道府県・政令指定都市教育委員会に要請する案をまとめたことが30日、関係者への取材で分かった。早期化する民間企業の採用に対抗して人材を確保する考え。31日にも提示する。将来的に筆
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1週間先の熱中症リスク予測、公立校に提供 名古屋市、6月から
2023/5/30 19:37 449文字名古屋市は6月1日から、市内の小中高など公立415校に、1週間先までの熱中症リスク予測データの提供を始める。 市消防局と名古屋工業大の共同研究で、2014~19年の熱中症疑い搬送者数のデータを年代別に分析し、リスクを算出した。運動会など学校行事の中止や変更を判断する目安として活用してもらう。全国初
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東京都内の梅毒感染、過去最多ペース 前年比2割増、1422人
2023/5/30 19:36 505文字性感染症の「梅毒」が過去最多のペースで広がっている。東京都内の感染者数は今年に入って1422人(21日時点)に上り、前年同時期より約2割多い。都は検査場所を増やしたり、医療従事者向けのオンライン研修を実施したりするなど対応を強化する。 都によると、梅毒は1960年代後半に国内で流行した後、減少に転
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搾りたての風味をぎゅっと固めて 「どうまい牛乳」がアイスモナカに
2023/5/30 19:25 315文字牛乳売り場でひときわ目立つ赤いパッケージの「どうまい牛乳」を製造する中央製乳(愛知県豊橋市)が、「どうまい牛乳アイスモナカ」を発売した。 牛乳は一般的に、搾乳からパック詰めまでに48~72時間かかる。だが、「どうまい牛乳」はJA愛知みなみ田原酪農部会(同県田原市)が生産した生乳を24時間以内にパッ
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東京の伝統野菜、食べて知って 「巻きずし」ツールに47歳奮闘
2023/5/30 16:48動画あり 1069文字古くは江戸時代から栽培されてきた伝統野菜「江戸東京野菜」はJA東京中央会が52種を登録している。うち東京都八王子市では、高倉ダイコン▽八王子ショウガ▽川口エンドウ――の3種が農家有志によって継承されている。その食材としての魅力を伝えたいと、同市の女性が「巻きずし」を情報発信のツールに使って奮闘して
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東京医大不正入試問題、慰謝料などの賠償増額 控訴審判決
2023/5/30 16:11 291文字東京医科大医学部の不正入試問題を巡り性差別で不合格になったなどとして、元受験生の女性16人が大学側に計約1億1344万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は30日、昨年9月の一審東京地裁判決を変更し、一部の原告の賠償額を増額した。15人に対し計約2084万円の賠償を命じた。 増田稔裁判
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「かわいい!」だけではない コツメカワウソ、ペット化のリスク
2023/5/30 16:11 1096文字愛嬌(あいきょう)のある顔立ちや仕草で人気のあるコツメカワウソ。しかし、日本向けのペット需要により東南アジアなどに生息するコツメカワウソは絶滅のリスクにさらされ続けているという。今年は5月31日に設定されている「世界カワウソの日」を前に、各地の動物園はイベントを開催するなどし、「かわいい」だけでは
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観光客増、ベビーカーを押してバスに乗れない… 京都で対策を望む声
2023/5/30 15:00 1182文字新型コロナウイルスの影響が緩和され、観光需要が急回復している京都市バスで、ベビーカーの乗車が困難になっている。人出の増加に伴う混雑に加え、大型荷物の持ち込みが目立ち、置き場がないためだ。市は今月から全バスの前面に「ベビーカーマーク」を掲げ、譲り合いを呼び掛けている。「市民の足」と観光利用の両立に向
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低体重児と家族支えるハンドブック、心のよりどころに 栃木県が配布
2023/5/30 11:30 946文字早産などにより低体重で生まれた子どもと家族を支えるため、栃木県は「とちぎリトルベビーハンドブック」を作成した。従来の母子健康手帳で記入できなかった低体重の子どもの体重や成長過程を記録できる。4月からNICU(新生児集中治療室)のある県内医療機関や各市町の母子保健担当窓口で配布している。 配布対象は
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適齢期だけど個室がない… 日本生まれゾウ同士、初の繁殖へ資金募る
2023/5/30 11:00 684文字千葉県市原市の動物園「市原ぞうの国」が、国内初となる日本生まれのゾウ同士の繁殖に向け、環境整備のための資金を募るクラウドファンディング(CF)を始めた。同園では適齢期の雄に単独のゾウ舎を与えることで繁殖に成功してきたが、適齢期を迎えた同園生まれのアジアゾウ「結希(ゆうき)」(8歳)に専用のゾウ舎が
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看板にゃんこに会いにきて 古民家改装、兵庫で保護猫カフェを開業
2023/5/30 10:30 668文字兵庫県朝来市和田山町竹田に保護猫とふれあうことができる古民家カフェ「Pili Ohana(ピリ オハナ)」がオープンした。店主の足立薫さん(53)は「保護猫の可愛さを知ってほしい。人が集い、街のにぎわいにつながれば」と話す。 カフェは、空き家だった足立さんの実家を改装した。飼育崩壊や捨てられるなど
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