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マイECO ライフ

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Vol.13 断熱性能を高めるエコリフォーム

 ◇エコポイント制度も追い風に

住まいづくりに関する基本から省エネリフォームまで相談に応じているリビングセンターOZONE住まいづくりコンサルタントの田頭啓子さん
住まいづくりに関する基本から省エネリフォームまで相談に応じているリビングセンターOZONE住まいづくりコンサルタントの田頭啓子さん

政府が打ち出した追加経済対策の目玉として、今年から新たに「住宅版エコポイント制度」が導入される予定です。リフォームと言うと、これまではキッチンや浴室、床のリフォームなどが中心でしたが、これからは、住宅の断熱性能を高め、快適性を向上させる「エコリフォーム」が注目されそうです。特に熱の出入りの大きい窓の断熱化は、マンションなどでも施工できるため、「リフォーム市場に弾みがつく」と関係者は見ています。(文と写真・環境ライター 箕輪弥生)

 ◇エコリフォームで光熱費削減

 住宅の断熱性を高めると、暑さ、寒さが和らぎ、冷暖房の効きも格段に良くなります。もちろん、その分、家庭からのCO2(二酸化炭素)の排出を減らし、光熱費も削減します。

 日本の住宅は海外に比べても断熱性能が低いと言われています。資源エネルギー庁の「住まいの省エネ性能診断」調査でも、首都圏の戸建て住宅の5割が最低レベルという結果が出ています。窓は単板ガラスで断熱材も入っていない木造住宅では、いくら性能のいいエコ家電を使っても、エネルギー効率が悪く、暑さ寒さの影響を直接受けてしまいます。 つまり、家の断熱性能住まいづくりに関する基本から省エネリフォームまで相談に応じているリビングセンターOZONE住まいづくりコンサルタントの田頭啓子さんを上げることは、暮らしを低炭素に変える大きなポイントです。

 このことから、政府は窓の断熱改修や外壁、天井、床の断熱材の施工に関して今年1月からの施工分から「住宅版エコポイント」を付与する予定です。また、工事費が30万円以上になる場合は、翌年の固定資産税が3分の1になるという省エネリフォーム減税も併せて利用できます。その他、すべての居室の窓をエコ改修した場合などに所得税を控除する減税措置などをうまく使うことで負担を軽減できます。

 ◇効果の高い窓の断熱改修

 具体的にエコリフォームにはどんな方法があるのでしょうか。

 「TOKYO良質エコリフォームクラブ」の副会長でもあるリビングセンターOZONE住まいづくりコンサルタントの田頭啓子さんに話をうかがいました。

エコリフォームのエコポイント制度概要
エコリフォームのエコポイント制度概要

 床や天井の断熱工事というと、天井や床を剥がして大変そうだというイメージがありますが、最近では、「天井裏に機械を入れてチップ化した断熱材を吹き込んだり、床下から繊維系断熱材を取り付ける工法もあり、比較的ローコストに施工できる」と言います。

 また、効果が高いのは、熱の出入りが大きい窓の断熱化。方法としては、大きく分けて3つあり、一つは、ガラスそのものを断熱性能の高いものに変えること。二つ目が窓の内側に内窓をつくる、つまり二重サッシにすること。三つ目がサッシごと交換する方法です。

 「二重サッシは、窓と窓の間に空気層ができるので、断熱効果だけでなく、結露防止や防音といった効果も大きくなります。既存の窓はそのままなので、マンションなどでも取り付けられます。いわゆる障子感覚ですね」と田頭さんは説明します。

 この二重サッシを販売しているトステムなどのメーカーでも問い合わせが急増し、急き二重サッシだけのコールセンターを設置して対応。トステムでは断熱や遮熱効果の高い複層ガラスを組み込んだ規格品の発売も始めました。

 「内開きの窓のように構造上二重サッシが付けられない場合は、ガラスだけを高性能な複層ガラスに変える方法があります。複層にして、ガラスの厚さが増した場合は、アタッチメントをつけて対応できます」と田頭さん。

 天井、床から窓まで全面断熱改修をすると約33%、二重サッシを導入すると約19%エアコンのCO2排出量を削減するというデータがあるように(住宅生産団体連合会調べ)、窓の断熱化をするだけでも省エネ効果は高いのです。

 ◇住まいの個性と地域性を考えた改修工事を

 一口にエコリフォームと言っても、家のどこから最も熱が出入りしているのか、暑さと寒さどちらの対策が重要なのか、住まいの個性によって工事の手法も変わってきます。

 最も効率よくエコリフォームをするために、現在、環境省と連携し、「全国地球温暖化防止活動推進センター」では「エコリフォームコンソーシアム」をつくり、各地域に実際のユーザーからの依頼の受け皿となる場と実践的な情報発信の場を設けています。例えば、東京では「TOKYO良質エコリフォームクラブ」が認定され、東京の気候風土や住まいに合った断熱リフォームを提案しています。認定を受けた会では、エコリフォームの技術研修なども積極的に行っています。

 北欧などでは、断熱を万全にして人や物から発生する熱で無暖房でも過ごせる家づくりも行われています。温度差の少ない住まいは高齢者にも優しく、住まいの快適性をぐっと高めてくれると言えます。

 ◇問い合わせ先

●国土交通省住宅版エコポイント相談窓口 0570-071-077

●TOKYO良質エコリフォームクラブ http://www.trec-eco.org/ 03-3344-7345

●リビングデザインセンターOZONE http://www.ozone.co.jp/ 03-5322-6500

●トステム株式会社 http://www.tostem.co.jp/ 0120-006551(二重窓問い合わせ)

●エコリフォームコンソーシアム http://eco-reform-consortium.com/ 03-5719-3711

2010年2月9日

 
 
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