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第23回 するめキュー

 6月19日は父の日。よく冷えたビールと手作りおつまみで最高のプレゼントにしてみませんか? 今回の「するめキュー」は火も包丁も使いません。

 旬のキュウリが出はじめました。これから夏の間、ずっとキュウリは子どものおやつに、お父さんのおつまみにと大活躍です。キュウリは丸かじりがいちばん。シャキシャキとした歯ごたえとみずみずしさは、心身ともにさわやかにしてくれます。でも食卓に丸ごとはちょっと……という場合は、包丁で切るより、たたきキュウリがおススメです。たたいた時に広がるキュウリの香りは食欲をそそりますし、でこぼこの割れ目にドレッシングやタレがしみこみ、おいしさもグンとアップします。

 子ども料理教室でも「たたきもの」は担当が取り合いになる作業です。普段は禁止されていること(食べ物をたたくということ)をやってもいいといわれるわけですから大喜びです。たたきキュウリや叩きゴボウ、ニンニクたたきや生姜たたき……と、書いているだけで香りが漂ってきます。

 キュウリといえばこんな素敵な詩があります。

「きゅうりは ほしの しっぽです/きいろい リボンの はなをつけ/ちかちか いたい とげとげつけ/ぽきんと ふたつに わかれても/きゅうりは ほしの しっぽです」

 これは「やさいたちのうた」という詩集に書かれている藤富保男(ふじとみ・やすお)さんの詩です。昨年の夏、この詩を料理教室に来た子どもたちに読んで聞かせたところ、ほとんどの子どもがキュウリの花を見たことがなく、キョトンとした顔をしていました。そこで、今年はなんとかこの「流れ星」状のキュウリを見せたいと思い、畑にキュウリを植えました。当然のことながらキュウリは花が枯れた後にできますから、星のようにピンとした花付きのキュウリにはなかなかお目にかかれません。無理だと思えば、よけいに見せたくなるもので、この夏、畑の「流れ星」探しがはじまりました。

・キュウリ、するめ、塩、ごま油
・キュウリ、するめ、塩、ごま油

「するめキュー」

<材料 1人前>

・キュウリ   1本

・するめ    ひとにぎり

・塩      ひとつまみ

・ごま油    小さじ1

キュウリはよく洗い、塩をまぶして板ずりにする
キュウリはよく洗い、塩をまぶして板ずりにする

<作り方>

1.キュウリはよく洗い、塩をまぶして板ずりにする(まな板の上でごろごろと転がし、とげとげをとる)。

2.すりこぎなどで軽くたたいて割る。

3.食べやすい長さにちぎってボウルに入れる。

4.するめを同じくらいの長さにはさみで切って加える。

5.ごま油をまぶして、するめがしんなりするまで冷蔵庫で放置しておく。

板ずりしたキュウリをすりこぎなどで軽くたたいて割る
板ずりしたキュウリをすりこぎなどで軽くたたいて割る

6.冷えたころにいただきましょう!

するめをキュウリと同じくらいの長さにはさみで切って加える
するめをキュウリと同じくらいの長さにはさみで切って加える

2005年6月10日

川畑 輝子(かわばた・てるこ)
1994年、女子栄養大学卒。管理栄養士。歯科医師である夫の診療方針「全身から診る歯科診療」の一環として、患者さんの食習慣の分析、アドバイスを行っている。同時に幼児、児童を対象とした「たべもの教室・バッタクラブ」を主宰。子どもクッキング、田んぼ・畑の体験、食品加工場見学、パネルシアター、紙芝居の上演など、総合的な食育に携わっている。また現在は旭化成ライフサポートにて、インターネットを用いた食事分析・食事指導及び特定保健指導業務に従事している。
 

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