アイビーとも呼ばれますが、ヘデラはつる性の観葉植物の代表種です。室内用に、また戸外でもよく使われていますが、葉の形や模様の入り方はさまざま。品種は100以上もあるそうです。
近ごろ人気は「白雪姫」。クリーム色に緑のスプレーをかけたようなまだら模様が入る新葉が、徐々に緑色に変化していくものです。
見なれた植物ですが、おもしろい品種に出あえるかもしれません。春になって園芸店にはポット苗や鉢物が出回り始めています。さあ、育ててみませんか。
つる性で旺盛に生育しますから、仕立て方も工夫できます。ワイヤでハートや球などの形を作ってつるをからませるトピアリー(植物を立体的に形作った造形物)仕立てを紹介します。
ワイヤで球形をつくります。ワイヤハンガーも利用できますが、硬くて大変。直径約3ミリのアルミカラーワイヤなら軟らかくて扱いやすいようです。約2・4メートルほど用意。3等分し、直径約15センチの円形を三つ作り、クロスさせて中心を細いワイヤで留め、足の部分もワイヤでまとめます。
3号(直径9センチ)ポット苗でつるが伸び始めているものを2株選びます。6~7号(直径18~21センチ)の素焼き鉢、鉢底ネット、市販の草花用培養土(元肥入り)、鉢底石も用意します。
鉢底穴を鉢底ネットでふさぎ、鉢底石を入れ、球形のワイヤを中央に立てます。苗2株をワイヤの両側にバランスよく配置し、根鉢(根と根の周りの土)を崩さず植えつけます。つるをワイヤにぐるぐる巻きつけます。最後にたっぷり水やりしましょう。
置き場所は明るい室内。ヤエザクラが咲いたら戸外でもよいでしょう。日なたから半日陰でよく育ちますが、斑(ふ)入り葉系は夏の直射日光を避けます。
水やりは「鉢土の表面が乾いたらたっぷり与える」という基本を守ります。ときどき葉にも水をかけて、洗ってやります。肥料は4~6月と9~10月に月1回、緩効性化成肥料を規定量与えます。旺盛につるを伸ばしますから、こまめにワイヤに巻きつけてやります。さらに伸びすぎたら、つるを切って形を整えます。
切ったつるで挿し木をします。葉を3~4枚つけて茎を切り分けます。下葉を1枚取り、市販のタネまき用培養土に挿します。(園芸研究家)
毎日新聞 2010年3月8日 東京朝刊
| 3月8日 | ヘデラの苗の植えつけ=山田幸子 |
| 3月1日 | ディアスキアを育てる=山田幸子 |
| 2月22日 | ラズベリーの苗の植えつけ=山田幸子 |
| 2月15日 | 多肉植物「黒法師」を育てる=山田幸子 |
| 2月1日 | ガーベラを育てる=山田幸子 |