◆ソフトボール女子
JDリーグ1年目が終了
ソフトボール女子の「ニトリJDリーグ」決勝トーナメント(ダイヤモンドシリーズと呼びます)の決勝が11月13日にあり、ビックカメラ高崎が初代女王に輝きました。昨シーズンまで日本リーグを14度制した実力を発揮しました。
ビックカメラ高崎はレギュラーシーズンの東地区1位で、決勝は西地区2位のトヨタ自動織機と対戦。二回に工藤環奈選手(23)のソロホームランで先制し、六回に藤田倭選手(31)のソロホームランで追加点をあげました。浜村ゆかり投手(27)も、最終回にソロホームランを打たれましたが踏ん張り、ビックカメラ高崎が2-1で勝ちました。主将の内藤実穂選手(28)は「若い選手が活躍して勢いがあり、熱い気持ちでついてきてくれた」と喜びました。
ニトリJDリーグは今年3月に開幕した新しいリーグです。JDは「ジャパン ダイヤモンド」を略したものです。計16チームが東西2地区に分かれて試合を行い、両地区の1~3位と4位のうち勝率が高かった方の計7チームで優勝を争いました。
ソフトボールは昨年夏の東京オリンピック(五輪)で3大会ぶりに実施されましたが、24年のパリ五輪では実施競技から外れました。今後も五輪復活などに向けて、ソフトボール界全体での取り組みが続きそうです。
アメリカのエース左腕
2008年北京五輪、21年東京五輪の銀メダリストで、アメリカ代表のエース左腕として活躍したモニカ・アボット投手(37)。09年に23歳で来日してトヨタ自動車(現トヨタ)に入り、14年間にわたって日本のソフトボール界を沸かせてきましたが、このシーズンを最後にアメリカに帰国することを発表しました。189センチメートルの長身を生かした速球が持ち味で、数多くの名勝負を繰り広げてきた投手です。「一つのことに対して情熱を持って仲間と過ごし、皆さんにもその情熱を伝えられる。スポーツにはそういう力があると感じた日々だった」と振り返りました。