プライベートでもビジネスでも、メールの「誤送信」ほど怖いものはありません。いまお付き合いしている彼氏へのメールを、元カレのアドレスに送ってしまったら!と想像してみてください。それだけで怖さはおわかりいただけるでしょう。ビジネスの場面でも、誤送信は多発しています。

オフレコメモを誤ってライバル会社に

 2013年7月、ある新聞記者は、政党関係者にオフレコ取材した内容を、他社のライバル記者たち二十数人に誤って送信してしまいました。取材内容が競争会社にばれただけではなく、メールには取材源である政党関係者の実名も書かれていたため、取材源漏えいの問題にもなりました。新聞社は問題の記者を「処分」することを発表しました。

 こうした恐ろしい誤送信を避けるためにはどうしたらよいでしょうか。一つは、先方からのメールに「返信」…

この記事は有料記事です。

残り1244文字(全文1600文字)

中島茂

中島茂

弁護士、中島経営法律事務所代表

1949年、東京都生まれ。77年東京大学法学部卒、79年弁護士登録。83年、企業経営法務を専門とする中島経営法律事務所を設立した。企業経営に法務の知識を活用すべきだとして、早くから「戦略法務」を提唱した。企業の危機管理や企業法務の第一人者。「その『記者会見』間違ってます!」(2007年、日本経済新聞出版社)、「人気弁護士が教えるネットトラブル相談室」(14年、日本経済新聞出版社)など著書多数。

イチ押しコラム

知ってトクするモバイルライフ
iPhone XS、XSマックスと同じく9月21日に発売されたアップルウオッチ「シリーズ4」

アップルウオッチ4「大画面で薄く進化」緊急通報も

 アップルウオッチの4世代目となる「シリーズ4」が9月21日、iPhone XS、XSマックスと同時に発売された。「シリーズ3」か…

職場のトラブルどう防ぐ?

パートの休憩問題で「労基署から指導」管理部長の窮地

 A雄さん(48)は、従業員数約230人の食品スーパーの管理部長です。ある店舗のパート従業員の休憩時間について労働基準監督署から是…

ニッポン金融ウラの裏
東京証券取引所=2015年5月8日、関口純撮影

日本の取引所の国際競争力が高まらないウラ事情

 わが国の資本市場をめぐっては解決が先送りされたままに置かれている課題が少なくない。そのひとつが証券取引所の「国際競争力」である。…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
バルパライソ港を見下ろす丘の一つで、画家が絵を売っていた(写真は筆者撮影)

世界遺産バルパライソ 斜面に広がる明るい港町に感激

 ◇チリ・サンティアゴとバルパライソ編(3) 高校時代だっただろうか。何かの本で写真を見てから、いつか行きたいと思っていた。真っ青…

メディア万華鏡
韓国旅客船セウォル号の沈没事故を報じる2014年4月17日付の毎日新聞東京朝刊

日本で「モリカケ映画」は? 米韓映画人が見せる底力

 「世の中が変わった時に真実が明かせるようにこの映画を作りました」。304人の死者・行方不明者を出した2014年の韓国旅客船セウォ…