社会・カルチャー戦国武将の危機管理

常に危険な場所に自らをさらした「鬼」佐竹義重

小和田哲男 / 静岡大学名誉教授

 常陸の守護大名から戦国大名となったのが佐竹氏であるが、その中興の英主といわれるのが十八代の佐竹義重である。天文16年(1547年)の生まれで、永禄5年(1562年)、16歳で家督をつぎ、近隣諸大名との戦いに明け暮れた。はじめのうち、小田・那須・白河・蘆名(あしな)氏などと戦い、その後、北条氏との間ではげしい戦いをくりひろげ、勇猛な戦いぶりから「鬼義重」との異名をとったほどである。

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小和田哲男

小和田哲男

静岡大学名誉教授

戦国大名・今川氏のお膝元で、徳川家康の隠居先でもあった静岡市で1944年に生まれる。72年、早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。専門は日本中世史。戦国時代史研究の第一人者として知られ、歴史番組でおなじみの顔。趣味は「城めぐり」で、公益財団法人「日本城郭協会」の理事長も務める。主な著書に「戦国の群像」(2009年、学研新書)、「黒田官兵衛 智謀の戦国軍師」(13年、平凡社新書)。公式サイト https://office-owada.com

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