東京都内で=関口純撮影
東京都内で=関口純撮影

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スマホ「最大150Mbps!」最善の努力は本当か

北俊一 / 野村総合研究所上席コンサルタント

 スマートフォンの普及で、ケータイの利用は音声通話から高速データ通信に移行している。ユーザーの関心も、音声通話の音質やつながりやすさから、通信速度に代表されるデータ通信の品質へとシフトしている。

結果を保証しない「ベストエフォート」という言葉

 それに伴い、データ通信品質に関する消費者の苦情・相談件数が増えている。その要因は「最大150Mbps(ベストエフォート)」といった広告表記にある。「ベストエフォート」という言葉がくせものなのだ。

 直訳すれば「最善の努力」。ベストは尽くすが結果は保証しないという意味だ。2000年代前半に普及した…

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北俊一

北俊一

野村総合研究所上席コンサルタント

1965年、横浜市生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修了。90年株式会社野村総合研究所入社。四半世紀にわたり、情報通信関連領域における調査・コンサルティング業務に従事。専門は、競争戦略、事業戦略、マーケティング戦略立案及び情報通信政策策定支援。総務省情報通信審議会専門委員。