インターネット検索大手「百度」が運営する出前サイトの配達員=北京市内で2015年8月8日、井出晋平撮影
インターネット検索大手「百度」が運営する出前サイトの配達員=北京市内で2015年8月8日、井出晋平撮影

グローバル海外特派員リポート

中国「出前アプリ」に見る食への執念

井出晋平 / 毎日新聞経済部記者

 日本で出前を行う飲食店は少なくなったが、ここ北京では、多くの飲食店が出前を行っている。個人経営の食堂から高級レストラン、和食からイタリアンまで、多くの店が電話一本で職場や自宅に配達してくれる。

 私の自宅の近所にある高級料理店は、北京ダックまで出前してくれる。配達料を加算する店や最低注文料金が決まっている店もあるが、無料で届けてくれる店も多い。日本の伝統的な出前とは違い使い捨て容器なので、出前する飲食店は食器を回収する必要もない。

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井出晋平

井出晋平

毎日新聞経済部記者

1975年、長野県生まれ。慶応義塾大文学部卒。98年毎日新聞社入社。神戸支局、富山支局を経て大阪本社経済部で電機、繊維・薬品、電鉄業界などを担当。2009年4月に東京本社経済部に移り、金融庁、商社・流通、日銀などを担当し、12年4月から中国総局。16年4月から現職。30歳から中国語の勉強を始め、台湾に短期留学した。