社会・カルチャー街の文化漂う 秘蔵の宿

和に彩られた朝食 ホテル龍名館東京(八重洲)

稲葉なおと / 紀行作家、一級建築士

素泊まり8050円(税込み)〜

 素泊まりにするか、朝食付きにするか。迷った末に結局、朝食料金に尻込みして素泊まりにした。そんな経験をもつひとは多いだろう。ところが翌朝、朝食会場に並ぶビュッフェの彩りを見て、やはり朝食付きにすればよかったと悔やんだりする。

和食好きの人にはこたえられない朝食ビュッフェ

 ここもその一軒。とりわけ和食好きのひとにはこたえられない品ぞろえだ。

 この日は、煮物や卵焼き、ジャガイモやニンジンの温野菜といった料理に加え、鶏団子鍋、サバみそ煮、牛肉…

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稲葉なおと

稲葉なおと

紀行作家、一級建築士

1959年、東京都生まれ。東京工業大学建築学科卒。400軒以上の名建築の宿を宿泊・取材。旅行記、小説、児童文学、写真集を発表している。現在も長編小説を雑誌「ダンスビュウ」に連載中。第10回JTB紀行文学大賞奨励賞受賞。主な著書に「匠たちの名旅館」など。近著に「モデルルームをじっくり見る人ほど『欠陥マンション』をつかみやすい」(小学館)。公式サイトでお勧めホテル、名建築の写真を多数公開中 http://www.naotoinaba.com (顔写真の撮影は寺崎誠三さん)