くらしマンション・住宅最前線

東京都心マンション価格 今秋にもバブル期超えか

櫻井幸雄 / 住宅ジャーナリスト

 不動産業界で今注目されているマンションがある。東京・六本木に近い場所に建設されるマンション。その平均分譲価格が、バブル期の最高価格を更新するのではないか、と見られているからだ。

 バブル期の平均価格の最高値とは、いったいいくらだったのか。

バブル期最高値は100平方メートルマンションで6億円

 記録によると、3.3平方メートル(1坪)あたり2000万円とされている。約100平方メートルで6億円という価格水準だ。しかし、私の記憶によると、そのマンションは相場からかけ離れた価格をつけたため、まるで売れなかったはず。バブル期でも浮世離れした設定だった。

 では、現実的な価格設定はいくらだったのか。ずばり、3.3平方メートルあたりの平均分譲価格は1000…

この記事は有料記事です。

残り1397文字(全文1721文字)

櫻井幸雄

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト

1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。