くらし高齢化時代の相続税対策

若い世代に資産を移す「贈与」という選択がある

広田龍介 / 税理士

贈与編(1)

 高齢化がさらに進んでいる。総務省統計局が敬老の日を前に9月20日、「統計からみた我が国の高齢者(65歳以上)」という資料を発表した。高齢化の進行の速さに改めて驚く。

高齢者3384万人、総人口比26・7%は過去最高

 2015年9月15日時点で、日本の65歳以上の高齢者は3384万人。総人口1億2683万人に占める割合は26・7%で過去最高になった。70歳以上は2415万人、75歳以上だと1637万人。80歳以上の人も1002万人いて、初めて1000万人を超えた。

 65歳といえば、1947(昭和22)〜49(昭和24)年に生まれた団塊世代の最終組。これより上の世…

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広田龍介

広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。