店頭に並んだ村上春樹さんの新刊「職業としての小説家」=紀伊國屋書店新宿本店で2015年9月撮影
店頭に並んだ村上春樹さんの新刊「職業としての小説家」=紀伊國屋書店新宿本店で2015年9月撮影

社会・カルチャーベストセラーを歩く

カフカ、ノルウェイ…村上春樹がわかる3作品

重里徹也 / 文芸評論家、聖徳大教授

 ノーベル文学賞は今年も村上春樹を選ばなかった。残念だが、毎年、10月の第2木曜日にドキドキすること自体、幸せなことだ。

 ところで、書店に行けば、村上の本がたくさん並んでいる。「一体、何を読めばいいんですか」とは、よく聞かれる質問だ。そこで思いついたのが、極めつきのオススメ3作。こんなところでどうだろう。

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重里徹也

重里徹也

文芸評論家、聖徳大教授

1957年、大阪市生まれ。大阪外国語大(現・大阪大外国語学部)ロシア語学科卒。82年、毎日新聞に入社。東京本社学芸部長、論説委員などを歴任。2015年春から聖徳大教授。著書に「文学館への旅」(毎日新聞社)、共著に「村上春樹で世界を読む」(祥伝社) などがある。