乳がんを公表した北斗晶さん
乳がんを公表した北斗晶さん

社会・カルチャーメディア万華鏡

北斗晶さんとつんく♂さん がん公表の「覚悟」

山田道子 / 毎日新聞紙面審査委員

 「私はがんです」。人気テレビ司会者の逸見政孝さん(1993年12月に48歳で死去)が腹膜から腸にかけてがんにかかっており、「余命1年」と言われたことを明らかにしたのは93年9月のことだった。

 その衝撃の記者会見から20年超。今や芸能人や政治家ら有名人ががんを公表するのは珍しいことではなくなった。有名人のがん闘病記はメディアの一大ジャンルとなっている。新聞や雑誌の記事データべースで検索してみたら、正確ではないが21世紀に入ったころから有名人のがん公表はぐっと広がったようだ。天皇陛下が前立腺がんを明らかにしたのは2002年だ。

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山田道子

山田道子

毎日新聞紙面審査委員

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞入社。浦和支局(現さいたま支局)を経て社会部、政治部、川崎支局長など。2008年に総合週刊誌では日本で一番歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長を経て15年5月から現職。