決算説明会の終了後、報道陣に囲まれるシャープの高橋興三社長=東京都港区のシャープ東京支社で川村彰撮影
決算説明会の終了後、報道陣に囲まれるシャープの高橋興三社長=東京都港区のシャープ東京支社で川村彰撮影

政治・経済経済プレミア・トピックス

「液晶のシャープ」看板を下ろす時が来るのか

大河原克行 / ジャーナリスト

 シャープが10月30日に発表した2015年度上期(4〜9月)の連結業績は、同社経営陣による見通しの甘さが露呈した内容になったといえよう。

2015年度上期は836億円の最終赤字に

 売上高は前年同期比3.6%減の1兆2796億円、営業損益は前年同期の292億円の黒字から、251億円の赤字、経常損益は同107億円の黒字から386億円の赤字に。そして、当期最終損益は同47億円の黒字から836億円の赤字に転落した。

 また、同社は10月26日に15年度通期見通しの下方修正を発表しており、5月公表値に比べて、売上高は…

この記事は有料記事です。

残り2169文字(全文2424文字)

大河原克行

大河原克行

ジャーナリスト

1965年、東京都生まれ。IT業界の専門紙「週刊BCN(ビジネスコンピュータニュース)」の編集長を務め、2001年フリーランスジャーナリストとして独立。電機、IT産業を中心に幅広く取材、執筆活動を行う。著書に「ソニースピリットはよみがえるか」(日経BP社)など。