社会・カルチャー青春小説の系譜

綿矢りさ「蹴りたい背中」敏感すぎる思春期センサー

鶴谷真 / 毎日新聞学芸部記者

 今夏の又吉直樹の芥川賞受賞は社会現象になった。それ以前では、2004年に同時受賞した当時19歳の綿矢りさ「蹴りたい背中」(03年河出書房新社刊)と、当時20歳の金原ひとみ「蛇にピアス」までさかのぼる。綿矢は芥川賞の最年少受賞者だ。若い、というよりも少女の面影を残す2人だけに、贈呈式会場に警備員が配置される騒ぎになった。

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鶴谷真

鶴谷真

毎日新聞学芸部記者

1974年、神戸市出身。2002年毎日新聞社に入社し、岡山支局、京都支局を経て08年に大阪本社学芸部。13年秋から東京本社学芸部。文学を担当している。

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