赤色警報が発令された翌日の北京市内。スモッグに覆われて見通しが悪い=2015年12月8日、井出晋平撮影
赤色警報が発令された翌日の北京市内。スモッグに覆われて見通しが悪い=2015年12月8日、井出晋平撮影

グローバル海外特派員リポート

赤色警報出た北京の大気汚染「最後は風頼み」

井出晋平 / 毎日新聞経済部記者

 朝、マンションの部屋のカーテンを開けると窓の外は真っ白で、近くの大通りにある高層ビルがスモッグに隠れてほとんど見えない状態になっていた。

「厳重汚染」3日連続なら赤色警報を発令

 北京市当局は12月7日夜、大気汚染に関する警報で最高レベルとなる「赤色警報」を初めて発令。自動車のナンバープレートの末尾が奇数か偶数かで通行を規制する措置がとられたほか、小中学校などが休校となり、市民生活に影響が出た。

 赤色警報の発令は、中国の大気汚染の深刻さを示す象徴的な出来事として、日本でも大きく報道された。だが…

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井出晋平

井出晋平

毎日新聞経済部記者

1975年、長野県生まれ。慶応義塾大文学部卒。98年毎日新聞社入社。神戸支局、富山支局を経て大阪本社経済部で電機、繊維・薬品、電鉄業界などを担当。2009年4月に東京本社経済部に移り、金融庁、商社・流通、日銀などを担当し、12年4月から中国総局。16年4月から現職。30歳から中国語の勉強を始め、台湾に短期留学した。

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