春画展の会場=東京都文京区の永青文庫で、広瀬登撮影
春画展の会場=東京都文京区の永青文庫で、広瀬登撮影

社会・カルチャーメディア万華鏡

「わいせつか芸術か」春画で沸いた現代人のエロス観

山田道子 / 毎日新聞紙面審査委員

 新語・流行語のトップ10に入らなかったのが不思議だ。「春画」。

 男女の性の営みを描き、江戸時代に流行した春画の国内初の展示会が9〜12月、東京都文京区の永青文庫で開催され、今年は「春画元年」といわれている。

 “お堅い”新聞に今年ほど春画の記事が載ったことはなかったし、ヘアヌードや高齢者向けセックス記事が当たり前の週刊誌では、春画をめぐる話題が沸騰した。

 「『体、柔らかーい』。20代とおぼしき女性たちが屈託ない感想を言い合っている」−−日経新聞は10日…

この記事は有料記事です。

残り1811文字(全文2039文字)

山田道子

山田道子

毎日新聞紙面審査委員

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞入社。浦和支局(現さいたま支局)を経て社会部、政治部、川崎支局長など。2008年に総合週刊誌では日本で一番歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長を経て15年5月から現職。

イチ押しコラム

職場のトラブルどう防ぐ?

「部下の夫から連日クレーム」42歳女性上司の困惑

 A美さん(42)は、夫が院長を務めるクリニックの事務長を務めています。2カ月前から経理担当として働いているB子さん(33)の夫か…

ニッポン金融ウラの裏

進む「キャッシュレス化」誰が責任を負っているのか

 キャッシュレス決済を巡る論議が高まり続けている。政府も外国人旅行者の増大を踏まえて、キャッシュレス化推進の旗を振り続けている。社…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
ミンスク駅前広場に今も建つレーニン像。背後のビルもスターリン的(写真は筆者撮影)

ミンスクの街を歩き考えた「ベラルーシ人」とは何者か

 ◇ベラルーシ・ミンスク編(2) 旧ソ連解体後に独立した国の中で唯一、ロシアべったりの体制を続けてきたベラルーシ。その首都ミンスク…

メディア万華鏡
第38回全国豊かな海づくり大会の放流会場で、笑顔で拍手をされる天皇、皇后両陛下=高知県土佐市の宇佐しおかぜ公園で2018年10月28日、加古信志撮影

「発信する皇后」美智子さまが平成にもたらしたもの

 「既視感、もう飽きた」--。皇后さまが10月20日、84歳の誕生日を迎えられた。天皇陛下の退位まで半年。皇后として最後の誕生日と…

知ってトクするモバイルライフ
デザインや機能を一新した「iPadプロ」。左が11型、右が12.9型

新「iPadプロ」はホームボタンなくして超高性能

 アップルは、米ニューヨークで10月30日(現地時間)、「iPadプロ」の新モデルを発表した。11月7日に発売される予定で、価格は…