くらし高齢化時代の相続税対策

隠したら国税に徹底調査される無記名割引債

広田龍介 / 税理士

 今回は、相続に際して税務当局が厳しく調査することで知られている「無記名割引債」について説明する。

 2014年1月30日の新聞に、こんな記事が掲載された。

 「父親の遺産である無記名の割引金融債を申告せず、約8000万円を脱税したとして、東京国税局が相続税法違反の疑いで、東京都内の男性を東京地方検察庁に告発したことがわかった」−−。

 割引金融債(割引債)の申告漏れは、見つかれば重加算税が追徴されるほど、悪質な「脱税」と見なされてい…

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広田龍介

広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。