東京・勝鬨橋で関口純撮影
東京・勝鬨橋で関口純撮影

マネー・金融30歳ではじめる資産形成

NISAと確定拠出年金で非課税措置の積極活用を

横山邦男 / 前三井住友アセットマネジメント社長

NISAと確定拠出年金(1)

 個人の投資に対する国からの後押しといえる、制度面の改革も着々と進んでいます。

 最大のチャンスは、2014年1月からスタートしたNISAです。NISAとは「少額投資非課税制度」といって、年間100万円(16年から年間120万円)を上限として株式や株式投資信託の運用に充て、それによって得た値上がり益、配当金、分配金に対する課税を非課税にするという制度です。ちなみに現在、株式や株式投資信託のこれら収益に対する課税は、申告分離課税で20・315%が適用されます。

 利益の2割以上を税金で持っていかれるわけですが、NISAを使えば、その分が非課税になります。つまり…

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横山邦男

横山邦男

前三井住友アセットマネジメント社長

東京大学卒、1981年に住友銀行(現三井住友銀行)入行。日本郵政専務執行役、三井住友銀行常務執行役員を歴任し、2014年4月から三井住友アセットマネジメント社長、16年6月から日本郵便社長。住友銀行とさくら銀行の合併によるメガバンク誕生の際に腕を振るった金融界のビッグネーム。著書に「今こそはじめる資産形成」(幻冬舎メディアコンサルティング)がある。