くらしマンション・住宅最前線

アウトポール工法で平成のマンションは少し広め

櫻井幸雄 / 住宅ジャーナリスト

 昭和の時代、分譲マンションの3LDKは「75平方メートル以上の広さがほしい」とされた。坪換算で23坪ほどだ。賃貸アパートの3DKは45平方メートルほどだったので、分譲マンションの3LDKは圧倒的に広かった。

 が、75平方メートル程度で満足しては世界で笑われると言われ、当時はさらに広い住まいが求められた。実際、当時の日本の家は「ウサギ小屋のように狭い」とヨーロッパの報告書に書かれて、笑われたことがあった。

 それは恥ずかしいことだという考え方が広まり、広い家に憧れる人が増えた。住宅・都市整備公団(現在のU…

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櫻井幸雄

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト

1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。