東京証券取引所の周辺に集まる証券会社=2015年5月撮影
東京証券取引所の周辺に集まる証券会社=2015年5月撮影

政治・経済ニッポン金融ウラの裏

親会社に“上納金”をとられる資産運用会社の実態

浪川攻 / 金融ジャーナリスト

 わが国金融業の数少ない成長領域とみられているのが資産運用業(アセットマネジメント)である。だが、その一方では、銀行、証券会社などを親会社とする系列子会社方式で誕生した数多くの資産運用会社に、系列ならではの問題も指摘されている。利益相反、受託者責任の不徹底につながっているというような話は尽きない。

 生命保険会社とその系列子会社の資産運用会社もその例外ではない。その一例として、一部で問題視され始めている慣行がある。親子間における運用報酬のやり繰りだ。

 年金基金などの資産運用を子会社の資産運用会社が受託している場合、資産運用会社がその対価として得る運…

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浪川攻

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。

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